人を育てるって…応援すること
わが子はもちろんだけど、お店の店員さんも手直接的にも間接的にも応援することで、モチベーションが上がるのだなと思っています。
こんなふうに思ったきっかけは…
15年近く通いている美容院で、最近スタッフがドンドン減っててんてこ舞いの様子。聞けば…今どきの子は、すぐに辞めてしまう、長続きしないとのこと。時代が時代で難しいなと思っていたここ数ヶ月
春頃からやっと若手スタッフが増えてきた。その中で、一生懸命やっている女の子が目に止まりました。他の子も一生懸命だけど、いわゆる美容師を目指しているちょっとポップな感じが全くなく、どちらかというと地味めできっちりした感じ。
何となく気になって仕事ぶりを見てると、しっかり先輩の動きを見て学んでる様子。シャンプーをしてもらったら、ものすごく丁寧で気持ちいい。
即!その場で「気持ち良かった」と伝えたら、表情が柔らかくなってメチャクチャ嬉しそう!可愛い!
会計の時に、担当の美容師さんにシャンプーが丁寧で気持ち良かったこと、またお願いしたいことを伝えたら、美容師さんもすごい笑顔で「ありがとうございます。彼女はスタイリングが得意だから、このまま頑張ってほしい」と
それからは、シャンプーの度にいろいろ話すようになったのです。
Q:最近はどう?
A:4月に入ったばかりだから、覚えることがたくさんあって。でも、先輩方が丁寧に教えてくれるから頑張ります。
Q:お母さんのセットもやってあげるの?
A:はい、妹もいるので妹のセットとかしてあげてます。
彼女の髪型が変わったときは、前髪切ったのね。雰囲気変わるね、可愛いね。と… めちゃめちゃ嬉しそうな笑顔が返ってきます。
そして、シャンプー後のトリートメントなど、オプションでお願いすると、彼女のポイントになるのだろうなと思って、いつもお願いするようにしていました。
でも、昨日は途中で待たされて時間が押せ押せになっていたので、何時ごろ終わりますか?と美容師さんに確認したりしていました。
ちゃんと、それを把握していた彼女は、いつもシャンプーの時におススメしてくるトリートメントを勧めませんでした。急いでいるのがわかっていたからです。
素晴らしいな、そこも気遣いできている。彼女は素敵な美容師さんになるな!と嬉しくなりました。
見習い中の彼女を導いている美容師さん、お店のスタッフ、そしてそのサービスを受けている客が一緒になって、見習い中の彼女の成長を見守ることが、成長することにつながるのだなと思います。