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「好き」を綴る365日、265日目。

「その時期にしか見られない風景」を見るのが好きです。

刹那的な感じがするからかなぁ……

でも、「その瞬間」は二度と同じときはなく。
いつだってかけがえがないのですけど。

そう考えると、今このときも無駄にはできないなぁ!と思います。
とか言いながら、ダラリックマしてテレビを観ていたりする……(笑)
人間が煩悩を捨て去るのは難しい。。。

「そのときにしか見られない風景」の話をしようとしていたのでした。

お花はその最たるものであり、身近なものでもありますよね。
桜の季節にはお花見をしたくなるし、紫陽花が見頃になると雨降りでも見に行きたくなる……
「今を逃したら、〝今日のお花〟を見るチャンスはもう二度とない!」と考えると、見たい衝動に駆られるのです。

夏、お盆頃。
お墓参りの際、必ず確かめに行く場所があります。

「ホテイソウの沼」

母方のお墓は、菩提寺の墓地をえっちらおっちら上がっていかなくてはならないのですけど。
登りきったところからお墓の向こうに、ホテイソウの沼が見えるのです。
お墓参りには子どもの頃から行っていたのに、そこにホテイソウの沼があると気づいたのは4〜5年前。
初めて見たとき、桃源郷かと思いました。
いや、桃源郷って本物を見たことないから、実際のところどんなものかわかんないけど(笑)
なんとなく、イメージです。
鮮やかな緑の中に、透き通った薄紫色の花がポッポッと浮き上がるように咲いているんだもの。

沼だとわかっているから、足を踏み入れたりはしないけれど。
それでも、少しでも近くで見たい!!と、足場の悪いところを通って近づいてみるのは、毎度のこと。

昨年はなぜだか半分くらいしか咲いていなくて、枯れているホテイソウが多く。
とても残念な気持ちになりました。。。
しかし、今年は違う!
綺麗に咲いていたのです❁︎

ずーっと向こうまで綺麗にホテイソウの絨毯が広がっていました☆

この風景を見ると、ホッとします。
母方のご先祖さまたちが、ホテイソウに慰められているんだろうな、って。
寂しくないよね、と安心するのです。

今、母方のお墓は墓じまいについて検討しており。
菩提寺での永代供養を希望しています。
ホテイソウの沼からはちょっと離れて、お堂の側でご先祖さまたちに眠っていただくことになりますが、わたしの代までは永代供養となってもお寺へのお参りを続けるつもりです。
ホテイソウの沼も気になって仕方ないからね〜、毎年確認しなきゃ!
ほとんど使命感に駆られております(笑)

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