小学校低学年へのキャリア教育って、「好きなこと」へのアンテナを立てることかも
「好きなことが見つからない」という声をたまに聞きます。これといった趣味が思い浮かばないとも。
その場合、「仕事が趣味」という方もいるかもしれませんが、たいていは「仕事もそんなに好きではない」状態にいらっしゃいます。
本当はそんなことはなくて、そのひとたちにも必ず自分の好きなこと、心地よいことがあるはずです。
ただ、そのアンテナがまだ立っていない。あるいは、「これが私の好きなこと」という暗示がかかっていないがために、信じ切れていないのかもしれません。
私の考える「自分らしく働く」ためには、「好きな環境にいる自分」という要素が不可欠です。これは、「わたしはこれがスキ!」というアンテナが立っていないと、なかなか言語化が難しいシロモノです。
こういう方にこそ、ぜひともキャリアコンサルティングを受けていただきたいな、と感じます。
キャリアコンサルタントは、「コンサルタント」という名こそついていますが、グイグイ引っ張るというよりかは、むしろ相談者に寄り添って相談者自身の言葉を待つカウンセリングの要素が強いのです。
なにを相談すればよいかわからない状態、だけど「好きなことがない」「仕事どうしよう」とモヤモヤしている、こんな状態でキャリアコンサルティングなんて受けていいのかな……とお悩みの方は、そんな遠慮はせず、ドーンとお任せください! とお伝えしたいです。
そして私は、こういう方が自分らしく輝き、挑戦を楽しめるようになる姿が見たいなと心の底から思います。
さて、私には小学校1年生の娘がいます。
私自身、自分の将来を考えたのが高校3年生と遅く、そのせいでいくつか機会を損失してきました。
そういう訳で、近頃は文科省の資料を読みながら、「小学生からのキャリア教育」を学んでいます。
そんな中での、「好きなことが見つからない」と言う女性たちのことば。私ははっとしました。
小学生、とくに低学年へのキャリア教育とは、「好きなことを見つける」ことではないか。
文科省の資料を見ても、同様のことが書かれていました。
当該資料を読むと、この狙いは自己効力感を育むことにありそうです。
ただ、私はその他に「私はこれが好き」のアンテナを立てる訓練にもなると思っています。
別に、小学校時代の「これが好き」を永遠に突き詰めなくてもいいのです。
「私はこれが好き」の感覚を持つこと。自信をもって披露すること。
これらを修正しながら何度も積み重ねていくことで、興味のあることや仕事にしたい分野を選ぶ力が育っていくはずです。
いま、わが子にはいくつか習い事をさせていますが、はたから見たら凡庸で、頭一つ抜きんでているものはないように思えます。
それでも、彼女なりに「これが好き」というものがいくつかあります。
どんなに平凡でも、結果が出なくても、「これが好き」という感覚を大切にしてあげる。
それが、いま私にできるキャリア教育なのかもしれません。
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