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第2子娘の起立性調節障害について4

これまで、起立性障害が分かるまでの経緯、そして起立性にかかる前の娘の特性、状況を綴ってきました。

記事3で、ようやく中2の秋頃、起立性調節障害の検査をし、病名がわかりました。
病名がわかったことで、もう私も「学校に送っていくから保健室からでもいいから登校してみようか?」などと言うことは一切言わないように心がけていきました。

起立性調節障害という病名がわかったことを、毎月通っている思春期外来の先生に伝え、改めて治療を続けていきたいとお願いしました。

思春期外来の先生には、小児科で血圧を上げるミドドリンを処方されたことを伝えました。

思春期外来の先生は、起立性であろうとなかろうと、娘の精神的な問題は大きく、
カウンセリングは必要で、前向きな言葉をかけ続ける重要性を大切にされていました。また、起立性という病名がついた患者さんも多く診ている先生ですが、
(治療中の方々が読んでいらっしゃったらすみません)
薬も他の民間療法的なものも一般的には効果がありませんとはっきりおっしゃいました。それでも希望があれば処方するし、してきたけれど、まず、この薬で改善しました、すっかり良くなって学校に行かれました、という例は皆無だそうです。
その代わり、大体の方が18で軽快するので、それまではその状態をいかに前向きに過ごせるかが大切で、好きなことができるのであればそれをやっていればいい、安心すれば良い、とおっしゃいます。

こうして書いているとごもっともと思いますが、親としては1日でも早く治って欲しいと思わずにはいられず、起立性に良いと言われる筋トレやウォーキング、水をたくさん飲むことなどを娘がしてくれないことにも苛立ち、また薬の効果を藁をも縋る気持ちでミドドリンとロゼレムの処方を続けてもらいました。

これは性格もあるのかもしれませんが、娘はどんなに症状が重く辛い時も、良くなりたいと思う気持ちが薄く、あいかわらず夜中じゅう起きていて、家族が起きるころ寝付く生活を続け、直そうとは一切思う様子はありません。
なんでゲームはするのに?なんで大笑いして電話してるのに、、
私の気持ちもまた後戻りし、娘に言いたくなる状態を行ったり来たり。とても辛かったです。

そんな時、知人から元不登校(7年)のいおりさんという方のブログを紹介されました。https://note.com/miyakeiori001/

様々な話の中で、ゲームをしているいおりさんに対して親御さんがだったら学校に行くようにとゲームを取り上げたエピソードがありました。
いおりさんは、その後、ゲームを取り上げられたからと言って当然学校に行かれるというわけではなく、一日中天井を見ているだけという生活になり悪化していったということです。
彼がおっしゃるには、
「ゲームしかできない、ゲームならできる」ということでした。
これは結構衝撃的で、ゲームができるなら学校に行かれるじゃない!という私の気持ちは誤解だとわかりました。


また、うつ病の症状が全て娘に当てはまることからも、起立性の症状は血圧からだけでなく、脳にも大きく影響しており、また、体と心は繋がっているので、確実にうつ症状があると思われます。そのため、引き続きエヴィリファイの服用も続けていき、様子を見る日々が続きました。

この頃の娘は汚い部屋でひたすら頭痛を訴えて寝ているものの、
ゲームや電話はし、食欲もあり、おしゃれにのめり込み、大量に化粧品を使う日々です。お金を欲しがり、私の両親にもねだりもらっては、通販をしまくっています。学校にも行かないのに、なんで必要なのかと怒ってしまうこともあり、
娘の様子を見るのが辛かったです。

5に続きます。


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