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「反抗期」について思う事

「反抗期」で大変!という話は小学生~高校生、時には大学生までの子育て中のお母さんからよく聞きます。

私自身も中学生の頃は反抗期を経験しました。

中学生の頃、自分は水泳やバスケをやったり学級委員長、集会委員、応援副団長等々、勉強以外の事を頑張っていたのですが、家に帰ると、勉強の事や出来ていない事をあれこれ色々と言われて、「うるさい!」と思い、ドアを閉めて部屋にこもっていた事が多くありました。
反抗期だったと思います。
勉強していない事、出来ていない事ばかりを言われては、自己肯定感も下がりますし、勉強しなさいと言われて、しているふりはしましたが、運動を思いっきりして一日過ごした後に勉強ができるわけがありません。

今中学生のうちの子供達に関しては、小学生の頃に長女が中学受験に挑戦してみたい、塾に行きたいと言い出したので塾に通い始め、また、次女も一緒に塾に行きたいと言って通っている頃は二人とも反抗期だったのかもしれません。
親としては、やりたいと言って始めて、授業料を払っているんだから、しっかりやろうよ、という期待が出てきてしまい、宿題やった?とか、なんで休むの?と問いただしたりしていたので、私も「うるさい!」と思われていたと思います。私が中学生の頃に嫌だった事を、親になって同じ事を繰り返してしまっていたのです。
中学受験の勉強は始めてみましたが、中学受験の内容が難しすぎて、これは子供にとってきつすぎるし、本人がやりたくなくなったのなら無理に続ける必要はない、と思い辞めました。

長女は、公立中学に入学したものの、「枠」にはめようとする指導方法に危機感を持ち、このままではせっかく持っている彼女の良いところ、やる気や自信、希望を失くしてしまう、と思い学校に行かない選択をしました。
現在は「N中等部」に通っています。「N中等部」に入ってから、好きな事をとことん突き詰めて楽しみ、そして、主体的に、自分で考え、自分で行動する様になり、とても明るくなりました。
勉強の事はアドバイスはするけど、口出しはしないようにしています。
自分で何を勉強した方がいいかを考え、自分で選択して目的を持って勉強しています。
好きな事を思いっきりやる事は、私も一緒に楽しみます。家族の時間も増えて楽しく過ごせているので、家族の思い出も増えて幸せ時間が増えています。そして、反抗期はもう無いのではないかと思います。

なぜ反抗期になるかというと、子供に対する親の期待が大きすぎるからなのではないかと思います。
小学校に上がると勉強が始まり、宿題、テスト、そして受験、と子供達は学校でのストレス、塾でのストレスがある上に、家でもちゃんと勉強しましょう、宿題をちゃんとやらなきゃ、と親からのプレッシャーも大きくなっているのでしょう。
きちんと皆と同じ様に出来るべき、という親からの期待が大きすぎで、子供達は反抗期に入っていくのではないかと思います。

でも、みんなと同じ様になんでもできる必要はないと思います。
それぞれの子が得意な事、好きな事を伸ばしていけばいいと思います。
昔から変わらない「知識の詰め込み教育」も変わっていく時代が来ていると思います。
私の子供達への想いは、ただただ、「生まれてきてくれてありがとう、あなたはあなたらしく生きているだけで、それでいい」という想いだけなのです。

それだけで十分なはずなのに、子供の将来の幸せを思って勉強させている、ちゃんと学校に行かせている、というのは、本当にそれは子供達の将来の幸せに繋がるのでしょうか?
幸せってどういう事?というところから、改めて深く考え直してみると接し方も変わってくると思います。

無事に生まれてきてくれた時、可愛い赤ちゃんの頃の子供への想いを思い出してみると、もっとこうなってほしいとか、勉強してほしいとか、そんな事は関係なくなるのではないかと思います。


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