イヤホンは有線派の私
現代のイヤホン傾向
AirPods、ワイヤレスイヤホン、どこもかしこも見渡せば、街中の人間の両耳には、小さくコンパクトな見た目と、手軽さで人気を集めているそれを身につけている人間が多数である。
どうやらそれは、Bluetoothと接続することで線と線で繋いでいなくても、端末から流れる音声を聴くことができるらしい。
さらに便利なことに、ノイズキャンセリングという周りの雑音を遮ってくれる機能まであるらしい。
ほぇ〜。便利なものがあるもんだ。
一時はあのスタイリッシュな形に憧れた。
なんか近未来的な感じするし、みんな持ってるし、Apple製品だし、いつも乗る通勤電車が一緒だった雰囲気イケメンの会社員の方も、黒いワイヤレスイヤホンをしていたし....etc
でも
それでも私はこれからも有線イヤホンを使い続けるなと思う。
高確率で無くす事がない
まず有線イヤホンをつけたらどうなるのだろう。
私は遊びに出かける時などに、よく小ぶりのイヤリングを身につける。(ピアスは耳に穴を開けるという行為が怖すぎて空ける勇気が出ない。)
が、私の動きが悪いのかイヤリングが私の耳を嫌っているのか原因は不明だが、気づかないうちに片耳からイヤリングが外れていることが多い。
もう3回くらい落としている気がする。
それもお気に入りのものに限ってだ。
だから無線イヤホンを持つことが少々不安である。
まあイヤホンで音楽が流れているから、落としたら必ず気づくので、絶対落とすことなどないのだけれども。
それに比べて有線イヤホンはどうだろう。
絶対!!!!と言ってもいいくらい、無くす確率が0パーセントに近い。
単純に、端末と耳の間を線と線で結ばれているため、無くすことがない。
充電する必要が無い
どうやら、ワイヤレスイヤホンにはスマートフォンと同様に寿命というものがあるらしい。
充電を貯めて、長い間使っていると充電が切れて音楽を聴くことができなくなってしまう。
私は移動時間はほぼ音楽を聴いていると言ってもいいほどサブスクリプションにお世話になっているので、電車の中や歩いている間音楽を聴けなくなるのは苦痛でしかない。
だから、無線イヤホンを使っている人達は尊敬の眼差しでしかない。きっと時間を調整しながら使っているんだろうなとか考える。
有線イヤホンには充電など存在しないため、端末の充電やウォークマン(もはや死語)の充電が切れるまで、存分に音楽を楽しむことができる。最高ではないか。
※ちなみに私はこの時代になっても、ウォークマンで音楽を聴くこともしばしばある。
イヤホンで音楽を聴くことが大好き
音楽、というのは様々な方法で聴くことができるようになった。
人々はレコードで音楽を楽しむようになり、CDが発明されるまではカセットテープが主要なパッケージ音源となった。やがて、CDとMDに世代交代され、シェアを拡大していった。そして、スピーカーで音楽を聴いたり、スマートフォンから大音量で流したりできる時代までに発展した。
その中でも私は線でつながっているイヤホンで音楽を聴くことが好きだ。
Bluetoothの仕組みで音が耳に届く、ではなく、コードで繋げると音を聴くことができる、というそのアナログ感が好きなのだ。有線イヤホンをしているその見た目もなんか好きなのだ
電話の中、街中で有線イヤホン族を見かけると、勝手に仲間認識してしまう自分がいる。
端末とイヤホンを繋げないと音声を聴くことができないとうある種の「ワクワク感」があるのだ。
だからこれから今よりもっと無線イヤホン族が増えていったとしても、ずっとずっと有線イヤホンを使い続けると思う。
通勤電車でイヤホンをつけて「今日は何が流れてくるのかな」と自分だけのお気に入りの音楽を詰め込んだプレイリストをランダム再生する。
それが私にとっての幸せな時間である。