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4月8日 パリと神保町のパサージュ。
本日の体重は65.7キロ、体脂肪5.7%であったが、体感ではもっと重い感じではある。
これを書いているのは3月11日であるのだが(すこし書き溜め)、今日明日と出張接待となっているのでなかなか日記を書くことは困難であろうと思っている。
土曜は最近開始した神保町にあるパサージュ・ソリダというひと棚本屋の懇親飲み会に行って来た。こちらの会社の概要はきちんと把握していないのだが、鹿島茂さんのご関係であるようだ。ご家族も関係されているようであるが、ご家族と言えば1996年のエッセイ『子供より古書が大事と思いたい』(講談社エッセイ賞)のことも思い出すところである。古書狂(いい意味で)ともいえる鹿島さんの関係するここ神保町の本関係のお店に、最安値(5500円/月)と言えども我が食費を侵食させてまで頑張って関係させていただけることは、なんというか一定の感慨を得るところだ。
パリのパサージュ―過ぎ去った夢の痕跡 - 著者:鹿島 茂,鹿島 直 | ALL REVIEWS
パリのパサージュ―過ぎ去った夢の痕跡 (コロナ・ブックス 137)
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作者:鹿島 茂
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パリのパサージュ-過ぎ去った夢の痕跡 (中公文庫 か 56-15)
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さて、私はフランス語といえば大学時代に第2外国語として履修したが、文法というものに全く興味がなく、フランス人の先生の授業で、第一回目のテストでなんと0点を取ってしまった(設問もフランス語であり、設問内容さえわからなかった)。
いや、白紙で出したわけでもなく、フルに書いたわけだが、なんというかとにかく壊滅したわけである。一緒に点数を聞きにいった友達の手前、大変微妙な空気もながれ、なんとも痛々しい記憶して時間が経っても我が脳内に残りまくっている。
幸い?フランス人の先生が1学期で帰国し、そのあとは日本人の先生だったので、なんとか単位は落とさず進級できた。。
私は母方の祖父がフランス語教諭であったので、勝手にフランス語が脳内にインストールされていると勘違いしていたが、どうやら祖父もたぶんフランスに居たのでフランス語が堪能だったのでは?と自分に都合よく考えているところである。
ということで、フランス語は2-3語しかわからないのだが、当然PASSSAGEという仏語を「パッセージ」と読んでいた。これはSEIKOの「プレザージュ」シリーズを「プレサージュ」と読んでいたのと同様の残念さだ。基本フランス語読みはできないのだ。
(たまにサイトでもプレサージュ、と表記されたものに出会いますが)
鹿島さんのご著書で「パリのパサージュ」という本がある。この表紙はご長男の写真家・鹿島直さんが担当されている。この本を確認してから、諸事に臨んでいたほうがよかったかもしれない。
懇親会では、今までにあまり会っていない、本好きの皆さんや実際に著作を出されている皆さんにお会いした。まだ実際に出店して半月程度なので、1号店、2号店の棚主の皆さん含め初めてお会いしたのだが、気が付けば楽しくて飲み放題の白ワインを鯨飲して、へべれけになっていた。
初めてお会いした(お話は烏滸がましくてできませんでしたが)鹿島さんは、すらりとした長身で顔も小さい方であったことが印象に残った。今後の本をめぐるご見解をお聞きして、マルサスの人口論(ちょうどマルサスの言っていた人口抑制・減少の方向性を考えたところでもあったので)なども話されて、大変貴重な時間となった。
(普段の生活で本を読む人と出会うことがほぼない、という出席者の方のご意見を聞いて、やはり普通はそうなのか、と思ったりもしました)
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