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スペインのチョコは飲んでも食べても最高
シンチャオ! サイゴンノオトのわん吉です。
明日はバレンタイン♡というわけで、今回は、チョコレートの話題をぜひ。
スペインのホットチョコレートは最高だった
スペインを旅する前に読んでいたガイドブックには「現地のチョコレートドリンクを飲むべし!」と書かれていました。
「へぇ〜、スペインってホットチョコなの??」と軽く読み飛ばしていましたが、現地に着いてカフェに行ってみると、なるほど、チョコレートドリンクはどの店にも必ずあるではありませんか。
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そして、これがじつにおいしかったのでした。
甘すぎず、カカオの香りが芳醇な、温かくて優しいドリンク。言うなら、大人のホットチョコレート。うわぁ〜い!
スペインのみなさんはこのホットチョコレートにチュロスをちょいちょい浸していただくそうです。
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わん吉もさっそくいただいてみましたが、これまためちゃめちゃおいしかったです。なぜかというと、チュロスも想像を上回るおいしさだったから。ダブルのおいしさを堪能しました。
チュロスというと、細長い棒状の揚げパンのような、砂糖をまぶしたけっこう甘めのイメージでした。日本だとテーマパークで歩きながら食べるような、そんなイメージ。
ところがスペインのチュロスは、揚げたてのサクサク。ほとんど甘くなくて軽い口当たり。まさに、大人の揚げドーナツです。
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ホットチョコレートとチュロスのコンビネーションに脱帽しました。
コロンブスの大航海時代、中米からスペインにやってきたチョコレート
チョコレートの本場というと、フランスやスイス、ベルギーあたりが思い浮かびますが、欧州で初めてチョコレートが到来した国はスペインなのだそうです。
ずっと歴史をさかのぼって、中米では、大昔の紀元前からチョコレートの原料になるカカオが栽培されていたという記録があります。
そして、マヤ帝国やアステカ帝国など、中米を支配していた王朝では、長い間、カカオが神への捧げ物や薬、貨幣として使われていたそうです。
大航海時代、スペインから中米に渡ったコロンブスは、現地で貴重に扱われていたカカオというものを見つけた初めてのヨーロッパ人でした。
その後、スペインが中米を支配するようになると、大西洋を行き来する貿易が盛んになり、カカオがスペインに運ばれるようになります。
当時はカカオを液体状にした、薬のような味の飲み物だったそうです。スペインではこれに砂糖や蜂蜜を入れて、甘いチョコレートドリンクに改良、それが大ヒットしました。
イタリア、フランスなどにもチョコレートが広まり、19世紀に産業革命の時代を迎えると、固めて食べるという今の食べ方が生まれたそうです。
バルセロナはチョコレート天国
チョコレート文化が花開いたスペイン。旅先のバルセロナにもチョコレートショップがたくさんありました。
◉ スペイン王室御用達のカカオ・サンパカ
アシャンブル地区という高級住宅街にある、こじんまりとしたチョコレートショップです。
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壁にはアート包装の板チョコがずらり。
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ボンボン(Bombones)詰め合わせ4個入りを買いました。手のひらサイズでかわいい。
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いろいろなフレーバーのガナッシュ入りチョコ。4個なんてあっという間にペロリでした。おいしかった〜♡
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📍Carrer del Consell de Cent, 292, L’Eixample, 08007 Barcelona
日本にも出店していますね。
◉ ヨーロッパで最も歴史があるチョコレートブランドのひとつ、チョコレート・アマトリェール(アマリエ)
1797年創業という老舗のアマトリェール。ちょっぴりクラシカルでアートっぽいパッケージがかわいくて、お土産にもぴったり。
アーモンドをコーティングしたチョコの個包装。色ごとにフレーバーも異なります。量り売りというので、チョコ選びに夢中になってしまいました。
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量り売りのチョコたちはおしゃれな紙袋に入れてもらえました。
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ちなみにアーモンドコーティングのチョコとはどんなものかというと、こんな感じです。とあるタパスバーのメニューにあったチョコ。めちゃくちゃおいしくてびっくり!
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さて、個包装のアーモンドチョコを箱に詰めたのがこちら。バルセロナで開花したアールヌーボー・モデルニズモ様式のデザインがかわいいです。
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かわいい缶ケース入りは乙女心満点。食べた後もずっと楽しめますね。
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ミュシャの絵が印刷されたミニサイズの板チョコ。創業者の孫、3代目は広告に力を入れ、ミュシャに広告物の制作を依頼したそう。
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チョコレート・アマトリェール(アマリエ)(Chocolate Amatller)
📍Carrer de Provença, 269, L’Eixample, 08008 Barcelona
◉ 1840年創業の老舗チョコレートブランド、シモン・コール
スペインのスパークリングワイン・カヴァの産地 で創業した老舗のチョコレートブランドが、シモン・コールです。
シモン・コールは1972年に後継者がいなくなったアマトリェール・チョコレートを引き継いだため、シモン・コールとアマトリェールの商品はたいてい同じショップで扱っています。
こちらは期限が過ぎてしまったクリスマス向けミルクチョコレート。セール価格になっていたので買いました!パッケージがクリスマス仕様でかわいいです。
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箱を開けたら、さらにかわいくてうれしい。
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そして最後に、「スペインで飲むべし!」のチョコレートドリンクの素を買いました。これさえあれば、スペインのおいしいホットチョコレートが家でも楽しめます。楽しみすぎる!
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📍 Carrer de Provença, 269, L’Eixample, 08008 Barcelona
スペインから持ち帰ってきたチョコレートいろいろをご紹介してみました。旅して初めて知った、スペインとチョコの深い関係。アステカ王国からスペインに渡ったチョコレートの歴史に思いをはせながら、お土産のチョコたちを見て、食べて楽しんでいます。
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最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。
こんな感じのおいしい記事をベトナム料理レストラン・ピーフォーさんのコラムに連載しています。ぜひのぞいてみてくださいね!