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日本の教育に必要なもの

今の教育

学校では、先生が授業を進めて、先生の指示で問題を解いて、先生の指示で勉強が終わる。

日本では、それが当たり前で明治時代から "今" でもずっと続いている。


自分が学生だった頃は違和感が無かった。それが当たり前だと思っていたから...。それしか知らなかったから...。

自分が教える側になり、子ども達のサポートをするようになって、クラスの中に『困っている子』がいる事を知った。

困っている子たち

  • 先生が話したことを聞き逃した子

  • 先生が話したことが理解できなかった子

  • 書くことに少し時間がかかり、写している途中で黒板を消されてしまった子

  • 質問する機会を逃した子

  • とても興味があって、もっと知りたかったのに次の問題に変わってしまい、調べる機会を失った子

この子たちの "困った"  は、先生たちに届いていない事が多い。


先生たちは年間学習計画に沿って、「ここまで終わらせなくてはいけない」というノルマに追われている。
一人一人の質問に答えたり、一人一人の理解度を確認する "ひま" がないのが現状だ。

自由進度学習(イエナプラン教育)


そんな時、名古屋市で【自由進度学習】を取り入れている小学校がある事を知った。


子どもたちが、それぞれ自分で学ぶ場所や学びの計画を建てる。
先生はそれをフォローしていく。
理想の小学校だ。

もっともっと全国の学校に広がって欲しい。
もちろんこの制度を始めるには様々なハードルを超えなければならない。
先生たちの準備も大変になるだろう。
でも、明治時代から続いている【一斉教育】の時代は終わりにして欲しい。

〜子どもたちの感想〜

「これまでは先生が授業を進めて、自分たちは黒板に書いてあることを写すだけ、先生に言われたら問題を解く、先生に『問題を解くのは終わり』と言われたら終わる、このように先生に言われてから行動することが多かったです。YSTを通して、『計画性』が確実に身に付きました。計画通り進めたり、計画を修正したりすることができるようになりました」。「振り返りの大切さを学びました。振り返りを重ねるにつれて、自分の得意なことや苦手なことを知ったり、友だちやクラスの成長を感じたりすることができました。次にどうすべきかを考える機会にもなりました」。「『友だちと一緒にやる意味』が学べたと思います。 友だちの近くで取り組んでいるものの、必要な時だけ教え合い、それ以外は自分で集中して取り組みました。 お互いに、 学びに責任をもって取り組むという意識をもつことができました」

教育新聞より

課題もある

ただ、この自由進度学習にも課題はあるようだ。


小中連携だ。


いくら小学校でこの制度を採用しても、その先にある中学校で従来の学習に戻ったら、子どもたちは混乱してしまうらしい。
町や市全体、教育委員会で取り組むことが必要と言われている。

海外では何十年も前から、この学習方法が取り入れられている。


日本の教育を今一度考えて欲しいな。

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ゆみねぇ
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