[挑戦記#43]第2回講義前日〜人生いろいろ〜
川原卓巳プロデュースの学校ゼロ期
プロローグ
7月15,16日に第2回講義が和歌山県の白浜で行われた。
全国からゼロ期生たちが和歌山に集結した。
今回は合宿形式。全員同じホテルに滞在して2日間学び合う。
宿泊場所は、キーテラスホテルシーモア
最高のロケーションの中、Day3が始まった。
前日からの大移動
ゼロ期生は全国各地に滞在している。
もちろん世界にも。
15日の10時から講義が始まるので場所によっては前泊が必要になる。
それぞれが様々な方法で白浜をめざした。
「ちょっと桃鉄感あるよね」
卓巳さんがTwitterでつぶやいた。
私は当初、東京で用事があったので羽田空港から空路で入る予定だった。
しかし、予定が変わり 仙台から関西空港を経由して電車で白浜に入ることにした。
久しぶりの飛行機。空港に来るとなぜかテンションが上がる。
機内に入るとゼロ期生のウォルターさんがいた。
関西空港からは電車に乗り換える。
ターミナル1までシャトルバスで移動したあとJRに乗り換えた。
途中、特急電車に乗り換え白浜に向かった。
明らかに、ゼロ期生と話しやすくなっている。
全く環境や業種が違う同期生。
中には起業してバリバリに働いているゼロ期生も多い。
ウォルターさんもその中の一人だ。
普通に生活していたら絶対で出会うはずのない人。
そんな凄い人と気軽に話せる自分に驚いた。
電車で移動する途中、二人でいろいろ話した。
今の状況、講義について、これからのこと。環境や業種が違うけど、『想い』は同じ。
同じビジョンを持ってゼロ期生になった。それを実感できるひと時だった。
これもゼロ期の特権。
思わぬ出来事
予定を変えて途中[紀伊田辺駅]で下車した。
電車の中で検索していると、前から行きたかった場所が近くにあることがわかった。
天神崎
とても美しい場所で『日本のウユニ塩湖』と言われている。
まさかここに行けるチャンスが来るとは。。
[特急くろしお]の中で偶然見つけた情報に心が躍る。
ウユニ塩湖の現象を見るためにはいくつもの条件が必要だ。
さらに情報を集めていると、おすすめカレンダーを見つけた。
なんと、
今日 7/14は条件が揃う日だった。
駅が近づく。
とっさに電車を降りてしまった。
その場所に行くには車が必要だった。
行きのバスはあるが帰りのバスがない。レンタカーの検索を始めた。
紀伊田辺駅前にあるレンタカーは満車だった。白浜駅前のレンタカーも満車。
ようやく見つけた格安レンタカーが隣の駅にあるらしい。
電車の時間を調べた。
電車がない!
次の電車は1時間後だった。
観光案内所に確認するも、やはり移動方法は車のみ。
バスで隣駅まで行き、レンタカーを借りて天神崎まで行く。
計画は決まったはずだった。
夕陽を見ようとすると日没までいることになる。日が暮れてからレンタカーを返し、電車で白浜まで行く。
いろいろなパターンをシュミレーションしてみた。
だいたい行程が決まりかけた時、雲行きが怪しくなってきた。
『ウユニ塩湖』を見たい!
出会いには必然的な要素があると信じている。偶然訪れた場所、偶然居合わせた "おすすめカレンダーの日"
「絶対に行くべきだ!」
という心の裏に、
「こんなに苦労して行っても、天気が崩れて見れなかったら。。」
葛藤が続いた。
20年前だったら
迷わず行っていただろう
何も考えずに
思うままに
歳をとったということか。
レンタカーのある隣駅までのバスに乗った。
方法は2つ。
レンタカーは17時から借りれる。
まだ15時前。
一度、白浜のホテルに入り出直す方法
あるいは、
この近くで17時まで時間をつぶす
どちらにするか悩んでいる間に
バスは隣駅を通過した。
白浜に近づく。
バスのルートは白良浜経由だった。
『わー!すてきな白砂の浜。』
『晴れていたらどんなに綺麗なんだろう。』
空は相変わらず曇ったまま。
ますます夕陽が見れる確率は低くなった。
予想以上に時間がかかり、
ホテルに着いたのは15時半。
16時のバスに乗ってレンタカーを借りないと間に合わない。
もうすでに心は折れていた。
「こんな天気じゃ夕陽が見れるはずがない」
「万が一、雲が晴れても風が強ければ意味がない」
「今行けば、ギリギリ間に合う」
今まで、諦めずに待ったお陰で、きれいな景色に出会った経験が思い出される。
でも、足が動かなかった。
「ここに来た目的は第2回講義」
「万が一事故でも起こしたら元もコウもない」
結局、ホテルにチェックインして天神崎には行かなかった。
また来る機会を作ろう。
何日か条件が揃う日にチャレンジできる日程で。
きっと、
今日は夕陽が見れるはずがない
完全に歳をとってしまった。
「あのブドウは酸っぱいに違いない」
キツネとぶどうの話を思い出した。
判断力
あの時
[くろしお]を降りなかったら
また違った時間を過ごせたに違いない。ホテルシーモアに遊びに行くこともできた。
1つ1つの判断で人生が別のものになる。そんなこともあるだろう。
判断したのは自分。
悔やんでも決めたのは自分。
結果に納得できなくても、決めた自分に腹が立っても
結局、人生は自分で決めていくしかない。人それぞれ。別の人生を歩んでいく。何度も判断を迫られ、そのたびに悩み、後悔をする。
それも人生。
偶然、
判断したことが上手くいく事もある。
それも人生。
“人生いろいろ。男もいろいろ~♪”
昭和のメロディが頭をよぎる。
人生いろいろ
こうやって生きてきた半世紀。
決断力が今まで以上に必要な世界へ入り込んだ。
1つの判断が成功との分かれ道。
歳のせいにはしたくない。
これからも直観で生きて行く。
残された時間をどう生きて行くか
後悔はしたくない
でも、間違えたときには笑って戻ればいい
それを知っているのも強み
人生をかけた挑戦を楽しまなくちゃ
そんなことを考えながら講義の日を迎えた。
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