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55歳からのハローライフを読んで
久しぶりに図書館へ行きました。
最後に使ったのはいつだったかも思い出せない利用者カード。
本人確認さえ出来ればまた利用出来ると言われたので
運転免許証で確認してもらい
少し気になっていた本を借りてきました。
「55歳からのハローライフ」 著者 村上龍
少女漫画とかもキュンキュンして大好きなんですが
ちょっと同世代が主人公のものを
読んでみようと思ったのです。
まず読み始めて気づいた私の勘違い。
私の脳内で本のタイトルを勝手に
"55歳からのハッピーライフ"に変換していました。
我ながらびっくりです。
ネットで見た時から
なぜかそう思い込んでいたのです。
短編5作で構成されているこの小説。
二つ目あたりでようやく気づく。
ハッピーじゃなくない?
そうタイトルは
”55歳からのハローライフ”。
最初は、熟年離婚をするも経済的な不安から残りの人生の伴侶を求め、結婚相談所に入会するも散々な結果の女性。
二つ目は、勤めていた会社をリストラされ、交通整理員として働きつつも、いつか自分はホームレスになるのではという不安を漠然と抱えていた男性。ある日、同級生と再会する。
三つ目は、奥さんと一緒にキャンピングカーで気ままに旅する定年後を思い、キャンピングカーを買うことを決めるも奥さんの反対に合う。
四つ目は、子育ての終わった夫婦。2人きりの生活が苦痛で奥さんは柴犬を飼い始め、散歩に日々の楽しみを見つけるもその愛犬が病気で亡くなってしまう。
五つ目は、60過ぎのトラック運転手男性の老いらく恋。
私が迎える55歳からの人生に希望を〜
なんて思いで読み始めたものですから
ショックを受けまして・・・
二つ目以降しばらく読めず。
2週間という貸し出し期限が迫り
延長してもらうに至りました。
永くは連れ添ってきたけれど
どこかでずれ始めた夫婦の感じとか
このままでいいのかという不安もあるけれど
やり直すには時間も体力もない。
読んだあと
なんか歳とるって夢も希望もないなと思ったり
それもまた人生かと思ったり。
これからの残りの時間、私はどうしたいのか。
そんなことを考えました。
なんとかなって欲しい!
なんとかしよう!
読書感想文というほどのものでもないけれど
学生の頃は、大嫌いだった感想文を
noteになら書いてみたいなと
思えるようになっただけでも
きっと私は成長している
と思いたい。