自分を認めることの大切さに気づいた
私は心療内科に通いながら、休職期間を頂いている。この期間に社会生活を送っていける状態に戻りたい、再発しないような状態に調子を整えたいと思っている。
そのために、適応障害に至るまでを振り返る必要があると感じていていて、1か月以上たってやっと向き合いはじめている。
あくまでも私というフィルターを通しての経験と振り返りであるため、参考にならない浅はかな内容だと思う。上司からの圧力など、自分ではどうにもできないような環境下にいたわけではなく、自分自身が追い込んだことが原因であるからだ。
今回は、今後また道に迷った時の自分のためのnoteにしたいと思う。
苦しめたのは「自分自身」だったということ
・仕事を頑張ることが、自分の存在を感じられる手段だった
別の記事「適応障害になった理由を考える」で触れていているが、「〇〇でなければならない」という考え方ばかりしていて、それが一つの理由だと思っている。すべてにおいて「頑張らないといけない」と思っていた。
そのような思考回路の背景として、自分を認めてもらいたい願望が強かったんだと思う。
仕事を頑張っていることが、自分の存在価値を認められる手段だった。
だから、
仕事を頑張る
↓
他者から認められる
↓
自分の価値を認められる
↓
次の目標設定
↓
仕事を頑張る
その繰り返しだった。
・内面的な要素が追い打ちをかけた
物事の考え方や行動に影響するものに、性格やとらえ方など内面的な要素が影響すると思う。
私の場合、自分を犠牲にしてでも他人に尽くすことを喜びとする傾向がある(ISFJ-T)タイプらしいこと、自分より他人を優先しがちでモヤモヤすることもあること、完璧主義の傾向があること、誰からもよく見られたい、嫌われることに抵抗がある、些細な変化や他人の感情を感じ取りやすいといった傾向がある。
口も重いから、かなり考え抜いてから人に相談する。もっと早く相談すれば、悩まずに済んだことも、一人で抱えて苦しむことが多い。
これらのことが、仕事を頑張ることに拍車をかけていたと思う。
40代を目前にして、さらなる高見を目指して大学院にまで進んだものだから、適度に手を抜くことを知らない私は仕事も大学院も全力投球で取り組んだ。職場の人間関係で気がかりな事についても対処しなければと必死になったり、役割も増えたから、すべて頑張らないと。。。
上司に相談する前に、ある程度自分で考えて対処しないと。。。(早く相談してよかったのに)。
・高すぎる目標設定
これは今思うことだが、大学院では、魅力的な先生方で心から尊敬していたから、目標とする人物像がすごく高くなっていた。だから"すべて頑張らないと(先生のようになれないし、大学院で勉強している人間として恥ずかしい)”と言い聞かせていたんだ思う。
人からすごいと言われたい、発言力があり周囲を納得させられる人になりたい、広い視野で物事を考えて発言できる人になりたい、そうであるべきだと。
頭が疲れると、思考能力も低下するんだな。
仕事と学業を毎日全力投球で取り組んで、状況が良い方向に向かうと思ったら、現実と理想のギャップを認められず「自分は頑張っても変われない人間だ」というマイナス思考のループに陥った。
自分を支えていた心の糸が、次々と切れていくような状態が続き、とうとう自力で立ち上がることができなくなった。
当時は「給食部門の質をもっとよくしていきたい」とか、「会社のために」という思いで必死だったのに、こうして書き出すと、承認欲求の塊だったことがわかり、恥ずかしすぎる。
適応障害に至らしめたのは、誰でもない私自身だった。
大切なこと
再発防止のために、どのようなことに気を付ければよいのか考えたら3つのことが大切なのではないかと思えてきた。
・「ありのままの自分を認める」こと
自己肯定感=自分の存在そのものを認める、ありのままの自分をかけがえのない存在として肯定的、好意的に受け止めることができる感覚のことである(一般社団法人 日本セルフエスティーム普及協会より一部抜粋)。
仕事で認められることでしか存在価値を見出せないという状況から結果を出そうと追い込んでしまったけれど、ありのままの自分をもっと認めてあげる行動が必要があったと思う。
自己肯定感を高めるには、以下のような方法がある
・自分を大切にする(自分がやりたいことをやってみる)
・姿勢を正しくする
・自分の良いところを書き出す
・短所を前向きに変換する
・存在を全肯定してくれる第三の存在
つまり、自分自身に優しい態度をとること。
・「自分はできる」と思えること
自己効力感=課題を「克服できそうだ」と思えること、つまり思い込めること。強く思えることで行動に移すことができ、行動できるからこそ、よい結果を得る可能性が高くなるのだそうだ。
高すぎる目標というのは、自己効力感を高めるどころか下げてしまうらしい(まさに私だ)。そうゆう時は自分の性格を理解し、目標を途中で修正すること、小さな目標設定&達成を繰り返すことが大事であるそうだ。
・存在を肯定してくれる第三者の存在
自己肯定感を高める方法の一つであるが、私にとってこの存在が非常に有効だと感じている。第三者の言葉は素直に聞き入れることができるので、肯定的な言葉を言ってもらえたら、私はすぐに元気になれるはずだ。
それに一人で抱え込む癖があるから、意識的に人に相談するくらいがちょうどよいかもしれない。
「第三者」というところでは、両親や親友はもちろんのこと、親戚も助けになってくれる。ちょくちょく来てくれる叔父や叔母、従妹。無条件に存在を認めてくれる存在は、実は周りにたくさんいる。だから、自分は一人じゃないということにも気づけた。
意識的に連絡をしないと疎遠になりがちだけど、定期的に連絡したり会うことでつながりを持つことも大切だと思った。
長文になってしまったが、私のための記録は以上。
自己肯定感を高めるための、自分自身に優しい態度をとることに関しては、バリエーションを持っていた方が、その時の気分や体調に応じて対応しやすいかもしれない。好きなことは何なのか、いろいろと書き出していこうと思う。
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