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私の推し

この感動を、どう言葉にしたら良いのだろう。

眩しいくらいにキラキラと輝くあなた。
遠くから見ているだけで良い。
ただただ、応援していたい。

今までに経験したことのない、不思議な気持ち。
これを「推し」というのだろうか?

今日、野球少年の甥っ子の試合を見に行ってきた。
甥っ子はピッチャーで、1番バッターで、エース的な存在のようで。
いつものふにゃふにゃと可愛らしい彼からは想像できない、初めて見る真剣な姿。
私はたちまち魅了されてしまった。

試合が始まってからはハラハラドキドキしっぱなし。
固唾を飲むってこういう場面で使うんだろうな、と思いながら見守った。

ルールに詳しくないので、何が起こっているのかはよくわからなかったのだけど。
とにかく良い試合だった。

みんなは一人のために、一人はみんなのために。
そんな歌を思い出す、あたたかさを感じた。

声かけが、とにかく優しさに包まれているのだ。
上手くやれるよ、自信持って!
大丈夫だよ、フォローするから!
ドンマイ、切り替えよう!

そして、言葉だけでなく動きも思いやりにあふれている。

打たれてもオッケーだよ、おれがとるから!
(って、とりこぼしちゃった!)

大丈夫大丈夫、そんなこともあるよ!
そのために私がいるんだから、任せて!
(って、あー間に合わなかったー)

気にしない気にしない!
次は俺が抑えるから!

そういう優しさが見えるプレイの連続なのだ。

気がつくと、私はすっかり浄化されていた。
結果は甥っ子のチームの勝利。
喜ぶ彼らを見て、自分のことのように嬉しい。
こんなにも周りにパワーを与え、温かい気持ちにさせられる彼らに、心からエールを送りたい。

推しがいるって、こんな感じなのかな。
そうだとしたら、推しを語る人たちが揃ってイキイキしているのがすごくよくわかる。
推し活にかける情熱もまた然り。

私も今日から、その一員。
推しのおかげで、明日からまたがんばれそうだ。

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