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やらずに後悔していること②


(前回の続きです。よろしければこちらからお読みください↓)

新卒で入った職場は、三年もたたずに退職した。

そして、同じ分野の同じ職種に転職した。
自分に向いていないと感じていたにもかかわらず!

その理由は、一つの職場しか経験せずに向いていないと決めつけるのもどうなのかな、という思いが少しだけ。
残りの大部分を占めていたのは、転職活動を長引かせたくない、同職種なら見つかりやすいだろうという安直な考えだった。

転職後は環境ががらりと変わり、楽になったこともあったけれど「この仕事は向いていないな…」という感覚は常に付き纏っていた。

5年ほど続けたところで限界を迎え、結婚を機に退職することに決めた。
その頃には働くこと自体に自信を失ってしまっていた。

ほどなくして娘を授かり、しばらくは子育てに専念したいなぁと思っていた。
が、ここで予期せず夫が失業。
夫の再就職の目処が立たない中、自分が働くしかない状況に追い込まれ、再び仕事を探し始めた。

この時、娘は一歳になったばかり。
娘の預け先の調整など、諸々のタスクが一気に舞い込んできて、私はパニック状態だった。

吟味している余裕がなかったので、福祉職というのはそのままで、分野を変えた。
というか、とりあえず目についた求人に応募したら採用してもらえ、そういう結果になった。

人生で三度も就職活動をしているのに、自己分析にも業界研究にもまともに取り組まないまま、私は33歳になっていた。

(次回につづく)




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