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24年前から就活の本質は変わっていない
21卒以降の就活生の皆様にお送りします。
今回のコロナの状況で、就職活動に対して、より不安、緊張、恐れを感じるかと思いますが、
やるべきことを、慌てず、焦らずやっていきましょう。
私も就活には苦労しましたが、苦労した分、長い目でみたキャリアは必ずプラスで返ってくると信じています。
経験をもとに、学生の皆様にエールを送りたいと思います。
それでは、本題に入っていきましょう。
24年前から就活の本質は何も変わっていない
たまたま、24年前の記事[1996年リクルートワークスNo.6 Mar~Apr]
を見つけました。何気なく読んでみると、
今と考えていることは全く変わっていないと感じました。
それをご紹介します。
こちらは、『「何に価値をおき」「何を目指すか」について、
企業と学生が双方向のコミュニケーションをとり、ピントを合わせる対話が必要』ということを伝えている記事の抜粋です。
どちらかというと企業目線の書き方ですが、
企業が、就活生を面談、面接を通じて見ている点は、以下の通り、3つしかないと思います。
①目指すもの
②アイデンティティ(その人の個性)
③能力レベル(スキル)
より、具体的に見ていくと、以下になります。
①目指すもの=<志向>
・あなたは将来何をやりたいか?
・あなたはどんなことをしたとき、嬉しい(楽しい、充実している)か?
・あなたの興味、関心の方向は何か?
②アイデンティティ(個性)=<学生の個性>
・これまであなたはどんな基準でさまざまな「選択」をしてきたか?
・過去、あなたは何を一番大事にしてきたか?
③能力レベル(スキル)=<基礎能力(知識)>
・あなたがこれまで身につけた(身につけようとしていた)ものは何か?
・あなたの学習歴はどうなっているか?
就活の理想は、これらの①②③を面接でスラスラ淀みなく話せることです。
そのため、面接中考え込まないために、いわゆる"自己分析"が求められるのです。
小手先のテクニックだけではなく、面談・面接時に、これら①②③を意識するのとしないのでは、大きな差が生まれると思います。(私は、当時これを意識できていませんでした)
2020年以降の採用動向の個人的な意見
『何にも染まっていないフレッシュな状態で、企業文化を継承してもらいたい』
今までの企業が新卒に求めていたのは、上記のように、その人が今までの企業カルチャーを引き継いでいくことでした。
一方、
『外部の環境が単一のカルチャーで対応できないほど変化が激しくなっている』
『外の空気を吸った経験のある人たちが集まった方が、多様性のあるカルチャーを作っていける』
といわれているように、昨今、企業各社は自社にない人材を求めるようになっていると思います。
あのメガバンクが『銀行にいないような人材を採用したい』と言っているのも、本意かどうかわかりませんが、
1つ注目すべきポイントかと思います。
以前、新卒採用イベントを手伝った際に、採用責任者に「なぜ私を採用したのですか?」と聞いたことがあります。
そしたら、「うち(弊社)にいないタイプだったから」という回答が返ってきました。
「『自分の個性』がこの業界、企業に合わなさそうだな」と思ったとしても、
「『目指すもの』に何か親近感を覚えるな」という企業があれば、選考を受けてみてはどうでしょうか?
もしかしたら、そこに活躍する機会とやりたいことができる可能性が広がっているかもしれません。
もう1つ付け加えると、これからは、今まで企業が求めていた調整型の人よりも、専門分野を持つ人の方が強みを発揮できるということが考えられます。
大事なのは、就活を機に、自分の強みを、自己分析により棚卸しして、
「自分はどういう人間で、だから、こういう分野(職種)で活躍できそう」ということの腹落ちができているかだと思います。
まとめると、
2020年以降の採用動向として、これまで自社にいない人材(個性)を企業は求めることから、
「企業の『目指すもの』に惹かれるものがあれば、周りの意見は気にせず選考を受けてみましょう」
そして、「自分の強みを自己分析して、分野(職種)をイメージしましょう」
これを踏まえて、就活生は就活にどう向き合うべきか
なぜ、最初に企業の採用動向をお話したかというと、就職活動にもマーケティング思考が必要だからです。
(こちらも、当時私はできていませんでした)
「相手がどのような状況におり、何を求めているか」
を知ることは、別に就活に限らず、起業・独立する上でも
必要かと思います。そして、デザイナーやクリエイターの方にも求められると思います。
そして、その中でも軸(信念)をもつとよい*と考えます。
これをもっておけば、就活中にブレることはありません。
(*これに関しては、いろんな見方があると思います、個人的な意見です)
それを就活を通じて企業へ
『周りが目指しているものが、自分の目指しているものと同じか』
を確認しましょう。
なぜかというと、企業の根本的な競争力の源泉は、”変化に対応できること”とも言い換えられます。そして、
「何に価値を置き、何を目指すのか」その「価値観と志向のピント合わせ」ができたとき、初めて多彩な個性が相乗効果を発揮し、変化へ対応できる
といわれてるからです。
「企業が目指すべき姿」をあなた自身が塗り替えていく気概でいきましょう。
あなた自身が主導して、変化への対応を巻き起こすことができれば、これ以上のキャリア戦略はありません。企業もあなたを採用したいと思うでしょう。
そして、周りの意見を気にせず、あなた自身が、企業を選びましょう。
これからは、企業と学生がお互い納得することによって、就職活動は成り立つ時代だと思います。
おわりに
最後に、私が尊敬する方の言葉を引用します。
『若い人の方が感覚的に将来を予測する力は年配者よりも高いかもしれない。そのため、企業にとっての若い人たちの重要性は高まり続ける』
自分がやりたいことがあるのだけれども、自分の力のなさに落ち込むときがあるかもしれません。
もしくは、やりたいことが見つからず、どうしようか悩むかもしれません。
それは、誰もが通る道です。私もまだまだ、若者ですが、若さの特権は、周りの変化への感受性が高く、悩み、成長できることです。
就職活動は、「自分が何をやりたいか」「自分の強みは何か」から入ることで、自分の適性にあったやりたいことができる働き方ができると思います。
今回のコロナショックは、世の中の変化への大きな転換点となるでしょう。変化を好機と捉え、焦らず、慌てず取り組んでいきましょう。
(参考)
1996年リクルートワークスNo.6 Mar~Apr
https://www.works-i.com/works/item/w_006.pdf
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