起業編1-やりたいことは見つからないけれども...解決しなければいけない課題は存在する?
こちらのnoteは「mameka記」シリーズになります。
「今の会社はさっさと辞めた方がいいよ。」
ちょうど海外勤務から戻ってきたお世話になった方へ挨拶にいったとき、
「今日ランチ食べに行く?」と同じテンションで言われた。
これまで、何も知らない私に多くのコンサルタントの仕事術を叩き込んでくれた、いわば師匠の言葉だ。名をMさんとしよう。
「それに、僕はこの会社を辞めることにするよ。」
なんで会社を辞めた方がいいのか聞こうと思った矢先に、Mさんが辞めると言い出した。これは決定事項みたいだ。一気に考えごとが増えて脳の情報処理が追いつかない。頭がパンクしそうだ。
なんでMさんに辞めるのか聞こうと思ったが、時間が限られているみたいでそこまで話せる雰囲気ではなさそうと感じた。名残惜しさと驚きが入り混じる。
「mameka、将来、何かやりたいことってあるの?」
すぐに答えることができなかった。
最近考えたこともなかったな。特にやりたいことは何もない。強いて言えば、仕事に対して、日々、成長を感じたい。また、プライベートでできることと楽しみの幅が広がるし、年収は高い方がいいかな?
とはいうものの、自分は、毎日8時間の睡眠をとって、美味しいご飯を食べて、何かしら新しい発見や学びがあればそれでいいと思ってしまう。
周りは、「手に職つけるためのスキルを身につけるべき」っていうけれども、自分は特定のスキルを身につけようにも、中々そのきっかけが掴めないでいる。
すると、Mさんは続けた。
「僕はね、FIREを達成したけど、事業には携わり続けたいと思っている。だから、たまたまこの会社に数年間居させてもらった。次も仕事をしたいと思ってるが、経営なのか投資なのかはまだ決めかねている。それに、孫含めた後世が安心して暮らせる世界を残したいと思っている。厳しいようだけど、これからの社会のことを君に教えよう。」
<"個"を取り巻くこれからの社会の変化>
なるほど。「終身雇用が崩壊するから、生き残るために手に職つけなければいけない」とは感じてたものの、ここまで事態が深刻になっているとは思わなかった。この社会には、イノベーションとイノベーションを創出できる人材が必要なのだな。
これを聞いても正直、今の自分には何もできない。
会社の中でも組織の単なる1部だし自分の代わりなんていくらでもいる。
そして、胸をはれる特定のスキルも何ももっていないし、自分1人に対して、価値を認めてもらえている状態でないことは明らかだ。
まずは、仕事を通じて「『自分自身』が皆から認めてもらえるビジネスパーソンになる」必要がある。
そして、「1人ひとり誰もが『自分自身』に対して"個"としての可能性を感じられる世の中」になったらいいのにと思っている。
<"個"の可能性の最大化に向けた取り組み>
こんな事業構想はどうだろうか?こんな事業を立ち上げられたら、個の可能性を高めること(=人材活性化)に結果的に繋がりそうだな。事業構想についてMさんに聞こうと思ったが、その場を立ち去ろうとしていた。
「じゃあね、これでもうお互いに滅多なことがない限り、会うきっかけはなさそうだね。最後に一言、『謙虚さは失わないように』」
お世話になったMさんから連絡先を念のために聞こうと思ったが、聞いてないことに後から気づいた。
まあいいか。一人前のビジネスパーソンになれば、どこかでMさんを知っている人がいるだろう。それまでに成長をし続けないと。
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