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読書「スタンフォード式 最高の睡眠①」~睡眠と体の健康~

私は中高生のころからずっと眠気と戦っています。授業中、電車内、会議中など、眠気に襲われることはしょっちゅうです。この眠気との闘いに終止符を打つべく、この本を手に取りました。

第0章では、睡眠と体の健康に関する調査結果が紹介されています。いかに睡眠不足が体に悪影響を及ぼすのか、様々な根拠をもとに説明されています。

・睡眠不足は病気にかかるリスクが高くなる

ここでは睡眠時間が短く、不足していることを睡眠負債と呼んでいます。睡眠負債を抱えると、運転の時に無自覚に意識を失うこともあり、命のリスクが高まるようです。

これまでの調査より、短時間睡眠の人も長時間睡眠の人も6年後の死亡率が通常睡眠の人と比べて1.3倍高いという結果が出ています。また、ショウジョウバエを用いて試験したところ、短時間睡眠のショウジョウバエは短命だった記録もあるそうです。これはハエの世界だけでなく、人間にも当てはまります。更に、短時間睡眠によって肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病にかかりリスクが高くなったり、認知症にかかる可能性も高まるそうです。

・拷問にも使われた「断眠」

理想の睡眠時間は遺伝子で決まります。ナポレオンなど短時間の睡眠でも問題ない人は、遺伝的にショートスリーパーの体質のようです。また、一般の人にとって睡眠をとらないことは精神的にも害を及ぼすことがわかっています。過去には「断眠」という拷問の手法があり、罰を受ける人は水をかけたり叩いたりして眠らないようにさせられます。そうすると、罰を受けている人は幻覚や妄想がでてくるため、精神に異常をきたすようになるという記録があるそうです。

・最初の90分の睡眠ですべてが決まる

人間はレム睡眠(脳は起きているが身体は眠っている状態)ノンレム睡眠(脳も体も眠っている状態)を繰り返しながら眠っています。寝付いた後にすぐに訪れるのはノンレム睡眠で、最初のノンレム睡眠が続く90分間はもっとも深い眠りとなります。睡眠メンテナンスで意識すべきことは、最初のノンレム睡眠をいかに深くするかということで、その結果が次の日のパフォーマンスも大きく変わります。眠る時間が無い人でも最初の90分間を意識することによって、より質の高い睡眠にすることができます。

~終わりに~

普段運転をしていて眠くなることが多いのですが、これって非常に危ないことだったんですね・・・。気を付けていきたいと思います。

高校生の頃は4~5時間睡眠が当たり前のようになっていましたが、非常に効率悪いことをしていたな、と今になると思います。授業にも全然集中できていませんでしたし、自習でも眠ってしまうことがありました。それでも受験を前にした私は眠るわけにもいかず、拷問のような毎日を送っていたといえます。

次章より、効率的な睡眠方法が書かれていますので参考にしていきたいです。









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