巨大瓶詰トマト「ペラーティ」のシンプルパスタ
イタリアはピエモンテの農家宿ラッセッラから年一回だけ入荷する、イザベッラおばさんの巨大瓶詰トマトを使った超シンプルなペンネ・アル・ポモドーロです。
これ以上ないというくらい簡単で特別なことは何もしないのに、トマト自体が特別な味なので信じられないほど軽やかで美味しいパスタができます。
何度食べても飽きのこない、マンマの味です。
材料(1人分)
お好みのパスタ 80g~100g
*ショートパスタもしくはパッケリ、タリアテッレなどボリュームのある パスタの方が向いています)
ペラーティ 4枚程度
にんにく ひとかけ
E.V.オリーブオイル 適宜
たっぷりのパスタ湯に塩を入れて(4%程度)沸かし、パスタを指定時間茹でる。茹でている間にソースをつくる。
オリーブオイルに潰したにんにくを入れ香りが出るまで弱火で熱し、火を止める。
ペラーティは半分を軽くフォークで潰し、残りはそのままホールで1のオイルに入れて再び弱火にかける。
全体が温まったらペラーティの瓶から大匙2杯程度の液体を加え、鍋に加えてひと煮たちさせる。
茹で上がったパスタをよく水切りし、4のソースにザックリ和えれば出来上がり。
食材note:
ラッセッラのペラーティ(イタリア、ピエモンテ産)
生でもない、水煮でもない反則級の美味しさ。究極のそのまんまトマトです。水煮缶との大きな違いは、煮ているのではなく瓶に半分にカットした肉厚のトマトを並べ、パパっと塩をしてまたトマトを並べ、また塩をして時々バジルの枝を放り込み、蓋をして煮沸するだけ、というどちらかと言えば「蒸した」ようなトマトなのです。生のトマトのフレッシュな香りも残した絶妙の歯ごたえ。また浸かっている液体はすべてトマトから出た水分で旨味たっぷりです。
何をしても、何もしなくても旨すぎる唯一無二のトマト。一昨年からこれをジュウジュウ焼いたトマトステーキ、通称焼きペラにハマっておりましたが、改めてパスタで食べるとやはりこれこそ王道か、とうむむ。そのまんま生で食べても十分美味しいんですけどね。