
犬は殺しちゃいけなくて、牛や豚はどうしていいの?【ママリ編集部の夏休み課題】本日の一冊📖 vol.9
こんにちは!ママリ編集部・シンママみほです。
ママリ編集部メンバーで、8月から1か月間、夏休みの課題を個人で設定し、毎日投稿に挑戦します!✨
期間は8月1日~8月31日です。
シンママみほは「本日のおすすめの一冊」を31日間、毎日アップしていきます。皆さんにとって、お気に入りの一冊があるかも?
ぜひぜひのぞいて見てくださいね。
『捨て犬・未来、命の約束 和牛牧場をたずねて (ノンフィクション・生きるチカラ)』
本日の一冊は『捨て犬・未来、命の約束 和牛牧場をたずねて(ノンフィクション・生きるチカラ)』です!
保護犬活動でも著名な児童文学作家、今西乃子さん。
私の娘は保護犬や保護猫活動に興味があり、よく小学校の図書室で今西さんの本を借りてきます。
そんな中で、一際印象に残っているのがこちらの本でした。
今西さんの本は、保護犬や保護猫を通し、「命」について考えさせられる内容が多く、保護犬の未来と共に小学校などでも「命の授業」を行なっています。
『捨て犬・未来、命の約束 和牛牧場をたずねて』は、そんな今西さんが、「犬は殺しちゃいけなくて、牛や豚はどうしていいの?」という子どもの質問に、向き合って書かれた本です。
子牛の肉を食べていた時、そばに見えたのは、その母牛の姿でした…
人間的な感情をそこに当てはめ、「かわいそう」と言うことは簡単かもしれませんね。
誰もが納得する理由を述べることは、とても難しいことです。
それぞれに考え方や感じ方、文化や信仰などもあり、そこに「正しさ」を見出すことは容易ではありませんよね。
そもそも「正しさ」なんてないのかもしれません。
書籍の中には、ショッキングに感じる部分もありましたが、
「命」についてとても考えさせられる内容でした。
「命」について考えることは、同時に、自分が「どう生きるか」ということについても考えさせられます。
「犬は殺しちゃいけなくて、牛や豚はどうしていいの?」という疑問に、今西さんと捨て犬・未来はどう向き合ったのか…未来の視点で描かれた語り口も興味深い作品です。
『捨て犬・未来、命の約束 和牛牧場をたずねて (ノンフィクション・生きるチカラ』
作:今西乃子, 浜田一男
出版社:岩崎書店
価格 ¥1,430