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【実験】50歳を過ぎてAdobeアプリを学習したら、1年間でどれだけ上達するのか。私の働き方実験 #研究報告書


Lancers企画の 新しい働き方LAB の第1期研究員として、2021年6月から11月までの期間、上記タイトルについて取り組んできました。その結果をこちらで報告させていただきます。

 ___<研究報告書>_______________________

◆実験の目的と背景

家で副業ができればとLancersに登録したのは2019年9月、当時よりネーミングのコンペを中心に応募していたが、研究を始める以前の実績は0(参加報酬1、これは実績にはカウントされない・・・)。ロゴやバナー、映像編集、音楽作曲などの案件に応募するには、とにかく勉強しなければと、2021年3月からAdobeのアプリを学習することにした。

学習開始から1か月ほどたった頃、Lancersで実績の少ない人を対象にコンペが始まった。その説明の中で「新しい働き方LABの第1期研究員募集」を知り、応募。企業指定企画には落選したが、ほぼ同じ内容で自主企画にて合格をいただいた。


◆検証したいと思っていたこと

50歳をこえ、若い時ほどの吸収力はないけれど、自分のペースでコツコツとAdobeアプリを学習したら、どこまで上達するのかという検証をしたい。


◆研究活動の概要

<当初想定の活動概要>
① Adobeのアプリを学習して作品を作る。1つのアプリに絞らず、作品を制作するうえで必要なものがあれば、順次追加し勉強する。
② 勉強方法は、Adobe内のチュートリアル・オンライン講座やネットでの情報収集、市販のガイドブックなど一般の方でも勉強しやすい方法とする。
③ 作品は、BehanceとInstagramにアップし、カウントされるデータを記録する。
④ 作品は、AdobeStockなどの販売サイトに登録したり、デザインを商品利用する。ただし、今回の研究は上達が目的であるため、上達度に販売実績は反映しないが、今後の仕事へつなげるための参考資料としてデータをとる。

<実際に行った活動概要>
 ②の変更点:勉強方法にUdemy講座での学習を追加。
 ③の変更点:Instagramでのカウントを廃止し、Behanceのみとした。
 上記2点以外は予定通りの活動を進めた。 


◆結論と根拠・気づき

<結論とその根拠>
結論:
①Illustrator、Photoshop、AfterEffects、PremiereProの基礎を習得できた。
※基礎とは、一人でアプリを使って、オリジナルの作品を作れるようになることとした。
②Lancersのクリエイティブ案件に提案したり、AdobeStockやLABStoreで自分の作品を販売できるようになり、副業としての報酬を得られた。

根拠:
①自分の作品をBehanceとnoteに公開
②自分の作品を販売
・LABStoreにて特典を利用し、ランサーズ実績を得た。
・AdobeStockは作品を登録するのに審査があり、それを通過し登録できた。
②クリエイティブ実績を獲得
・直接依頼にてロゴ作成の仕事を得ることができた。(図1参照)

<気づいた点>
・Adobeには様々なアプリがあり、試してみると自分に向き不向きがあることがわかった。
・Behanceの閲覧数は掲載数に依存する。6月~7月は順調に月2回の自主作品をアップしたが、その後体調を崩し作品をアップせずにいると閲覧数が減った。(図2参照)

note掲載用(図1)

note掲載用(図2)

◆研究に関する考察・これから

<考察>
研究開始時から、Adobeの契約以外は「お金をかけずに」学習しようと思っていたので、好きなことや興味あることを無料オンライン講座を中心に学習した。しかし、作った作品の書き出し方法や納品についての情報が少なく、捕捉のためにUdemy講座での学習(2千円程×3講座)を追加した。この学習によりAdobeStockに動画を登録できたこと、基礎の確認・修正ができたことは、クリエイティブ分野での仕事を受けるうえで大変役立った。

本研究は自主企画のため、自分でどのように学習していくかは自由に決めることができる反面、指定企画のような課題やMENTAからの指導を受けないので、その分強い意志がないと6ヶ月間の自主学習は続けられないと思った。研究を始めて3ヶ月間は順調に学習を続けられていたが、その後ワクチンの副作用で体調を崩し、しばらくパソコンに向かうことができなかった。その間もネーミング・キャッチコピーを主に提案し続けたことで2つの当選を獲得できた。なかでもネーミングで当選をいただいたクライアントから、ロゴ作成のお話までいただき、無事納品できたことは、今後の仕事につながる大きな成果であった。


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◆全体振り返り

応募当初は企業指定企画での研究を希望していたので、自主企画での研究を始めるかどうか、とても悩みましたが、すでにAdobeのライセンス契約は終えていたし、この年齢からでも新しいことにチャレンジするという姿を誰かに見てもらい、まだ一歩が踏み出せない人たちの後押しができるならと思い、研究を始めることにしました。

他の研究員の活動が順調に進んでいく様子と自分を比較して不安を感じることもありましたが、自主企画に掲げた「自分のペースでコツコツと」を思い出し、流されず「自分が今できること」に集中できたのは、研究中に体調を崩して一度立ち止まったおかげかもしれません。

今回、この研究を通してAdobeを学習したことで、プロフィールにロゴ作成やバナー作成を追加記載し、今まで続けてきたネーミングやキャッチコピーの案件にも前向きに取り組み、さらには新しい仕事へとつなげることができました。副業として満足できる収入を得るのはまだ先ですが、今言えるのは、「やってよかった。楽しかった。」ということです。Lancers企画の研究はここで終了ですが、私の自主研究はあと半年間続きます。この間に、今の仕事にさらにプラスできるスキルを身につけていく予定です。新しいことにチャレンジしながら、これからの私の人生を自分なりに楽しみ、その楽しみを仕事につなげていきたいと思います。研究員の皆さま、関係者の皆さま、充実した6ヶ月をありがとうございました。


※以下は、研究期間の作品の一部です。



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