私のちょっと残念な指輪遍歴
当時の私は焦っていた。真冬のディズニーランドで冷や汗ダラダラ。クリスマスプレゼントに彼氏からもらったピンキーリングが全然入らないのだ。第二関節を超えたあたりくらいで完全に止まっている。彼氏も心配そうな顔で「もしかして入らない?」と追い討ちをかけてくる。
あまりにそれ以上進む気配がないし、抜けなくなったらそれこそ大惨事なので「む、むくんでるのかな?」とぎこちなく笑いながら、指輪をそそくさとケースに仕舞う。我ながら苦しい言い訳だ。結局、日を跨いで試しても入らなかったので、無料で