マガジンのカバー画像

日刊 かきあつめ

995
駆け出しのライターたちが、(ほぼ)毎日更新していく共同マガジン。 ※最近は「月水金」更新となっております。 今回のテーマは「#ヘアースタイル」です。
運営しているクリエイター

記事一覧

子供の髪を脱色する親の心理や経緯を考える

週末に、妻と息子と、近所の大きな公園へ行ってきた。遊具のまわりは賑やかで、遠巻きに眺める保護者も含めれば、その一帯だけで100人ほどはいただろう。 群衆に紛れる息子を見守っていると、あたりの子供も視界に入る。その中に、前髪にハイライトを入れた子がいた。顔は幼く、園児か、せいぜい小学校低学年くらいに見える。ブリーチしたのであろう、黄みがかった金髪が、黒髪と対照的でよく目立つ。 保育園の送迎時にも、髪を脱色した子をたまに見かける。こういうときとっさに、「子供をなんだと思ってる

変える/変えない問題を解決するたった一つの方法

変えることのできるものについて、 それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。 変えることのできないものについては、 それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。 そして、 変えることのできるものと、変えることのできないものとを、 識別する知恵を与えたまえ。 この文章は『ラインホールド・ニーバーの祈りの言葉』(大木英夫 訳)というらしい。「言い得て妙だな」と心に留めておいた言葉が「#ヘアースタイル」について書こうとした時に蘇った。 学生の頃から髪型が、ほぼほぼ変わってい

白髪になりたい

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。 今回のテーマは「#ヘアースタイル」です。 そういや子どもの頃、母の白髪を自宅用ヘアカラーで染めてあげながら、 「お母さん、歳とったんだなあ。苦労もかけたし。私もいつかこのように白髪頭になるのだなあ。」 となんとも言えない気持ちになった。 そうしてるうちにも体に悪そうなつんとする香りがバスルームに充満してきて慌てて窓を全開にしたりして。 自然派の誰かがカラ

髪を30cm切ったら身も心も軽やかになった気がした

学生時代、ずっと髪が短かった私はロングヘアに憧れがあった。ポニーテールにしたり、編み込みにしたり、多彩なヘアアレンジが可能だし、長い髪をなびかせて歩く人って女性らしくて素敵じゃない? バスケ部でスポーツ少女だった私はあまり女の子らしいタイプではなかったので、何かコンプレックスめいたものをどこかで感じていたのかもしれない。 そんな反動もあってか、私は大学に進学後、髪を伸ばし始めた。はじめて高めのポニーテールにした時、幾分か女性らしさが増した気がして、「こりゃ確かに男受けするな

投資を奥さんに任せようか考えている

金融投資はずっと負けっぱなしの人生である。 僕がずっとやっているのは日本株だ。 なんだかんだで10年のキャリアだが、じんわーりじんわーり負けている。 トータル負け換算だと、新婚旅行が2回できるくらいか。負け金額は奥さんには言っていない。 最近は株高で勝てているが、それでも負け分を回収できていない。 やはりコロナのときにビビって売ってしまったのがデカかった。 当初僕が狙っていたのはテンバガー狙いの弱小株である。ほったらかして虎視眈々と値上がりを狙っていたが、跳ね上がることも

お金の話をしようよ お金教育は流行りらしい

さてはて、前回とはまた一転。今回のかき集めのテーマ。#投資 何だか下世話?なタイトルで申し訳ない。 実を言うと私は、投資にはあまり本格的に手を出していない。 が、それでも若干、ちょっとお試し投資はしている。 自分の育った家は投資なんていうものはギャンブルで、貯金こそ全て、の昔気質でありんしたんが。 → こちらのジェイソン氏の欧米的発想は、いかに今までの人生に投資をしない事が無駄だったか、と認識させられてしまうのだった。(最近は更に新刊「稼ぎ方」編も発売されている。)

投資界隈のうさんくさい事件を紹介する

最近、投資メディアに参画する機会があり、日々、さまざまな投資についてリサーチしている。 調べたり、話を聞いたりする中で常々思うのが、「この業界うさんくさい情報多すぎるだろ」ということである。平たく言ってしまえば、詐欺みたいな商品やサービスが横行しているのだ。私自身は投資に回す金もないので心配ないが、友人・知人が被害にあったらと思うと結構ゾッとする。 そこで今回は、やるならやるでもうちょっとちゃんとした投資に手を出そう、という注意喚起の意味を込めて、個人的に興味深かった投資

未来への投資は酒場から

昔の人は投資せずに貯金ばかりしていたから、日本の経済は停滞した。 最近の投資トレンドを見ていると、そんな言説を目にすることがある。たしかに一側面として正しいのだろうけど、投資、投資、と言って流行りの投資信託や株式にばかりお金を回していると、それはそれで大切なものを見失いそうな気もしている。その失っているものに、昔の人は投資をしてたんじゃないかと思う。 呑み屋にいると色んな人に出会うが、その中でも20代の頃は一定の確率で「一緒に飲むとお酒を奢ってくれるオジサン」に出会った。

我が師は主婦投資家

叔母が静岡から東京に遊びに来た。母の10歳下の妹だ。どの程度かは知らないが専業主婦の叔母は株で稼いでいるという。この日は毎週楽しみに聴いているザマネーというポッドキャストをやっている杉村富生氏の株セミナーがあるというのだ。私自身は、経営や経済に疎くいまいち興味が持てずなのだが、つきそいがてら行ってみることにした。 母より若くかわいらしく優しい叔母の事が私は小さな頃から大好きで、追い回しては遊んでもらっていた。 30手前で家庭に入ってからは育児や義両親の介護に長らく奮闘してい

NISAってぶっちゃけどうなんですか?

この間、諸々の手続きで銀行に行った際に窓口スタッフのお姉さんにNISAを薦められた。金融オンチで、これまで投資なんてものとは無縁の生活を送ってきた私は、NISAという言葉を聞いただけでぎょっとして後退りしてしまった。だいたいNISAの仕組み自体よく分かっていないのだ。お姉さんの営業トークを聞いてもこの場でやるかやらないかなんて決められるわけがない。しどろもどろになりながらパンフレットだけ受け取り、そそくさとその場を後にした。 NISAかぁ、聞いたことあるけど実際どうなのだろ

いいわけ

お疲れ様です。ヨシロウでございます。 今回のテーマは「言い訳」ですが、私に言い訳なんかございません。 ただただ、私のスペックが低いのが理由でございます。 仕事が遅いのは、仕方がないのでございます。 見積もりが悪いだけでございます。 あのときは出来るような気がしていただけで、まったくもって気力と体力と能力が足りていないのでございます。 自分に期待しては裏切られることを、四半世紀やっているのでございます。 だからもう、時間でカバーするしかないのでございます。 ほうぼうに頭を

ミッドライフクライシスを言い訳にしない為にも

ここ数年、数奇というか、不思議な人生を生きている気がする。 若いときは一生懸命過ぎて考えられなかった。こんな筈じゃなかったいまの自分がいるのだ。 死なないで、よく生き残ったなあと思う一方、諸々やりきれなかったと思う人生の悲しみもつきまとう。 最近、ポジティブに物事を考えられないようだ。若い時は想像もしなかった自分の姿には、ちょっとぎょっとしてしまう。信じられない。 落ちこぼれてしまった気がしてならない。見た目も老けてしまったような? とにかく前向きに考えられないのだ。夜

惣菜や冷食に頼る罪悪感とメンタルヘルス

子どもが生まれてから、惣菜や冷凍食品に頼る機会が増えた。利用するたびにふんわりとした後ろめたさのようなものがあって、なんだか言い訳したくなる。しかし冷静に考えて思う。それの何が悪いんだ? とりあえず、出来合いのもののほうが手作りよりお金がかかりやすいのは確かだ。調理を委託しているぶん、料金が上乗せされるのは当たり前である。 でも、いまどき手作りだって節約するには限度がある。安い食材を探し回る手間も馬鹿にならないし、中途半端な量を残して廃棄でも出せば、余計なコストがかかるし

スオミは言い訳をしない

「言い訳」ってあまり良くないと思っていても、やっぱり言い訳をしたくなる。「自分を正当化したい」「この場から逃れたい」と、御託を並べて奮闘している姿が愛らしく見えることを祈るばかりだ。 言い訳を一切言わずに、貫き通せたら良いなと思う。 さて、三谷幸喜監督の最新作『スオミの話をしよう』を観てきた。 (この記事はネタバレを含みます) 三谷幸喜監督が長澤まさみの才能にほれ込んで「長澤まさみという女優の代表作にしたい」というほどの映画だと聞いたので、一応劇場に見に行った。 代