テストにおける合理的配慮
「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律」
いわゆる「障害者差別解消法」が成立し
合理的配慮という単語が数年前から学校教育の中でも多く聞こえるようになってきました。
「合理的配慮」とは、
「障害のある子どもが、他の子どもと平等に「教育を受ける権利」を享有・行使することを確保するために、学校の設置者及び学校が必要かつ適当な変更・調整を行うことであり、障害のある子どもに対し、その状況に応じて、学校教育を受ける場合に個別に必要とされるもの」であり、「学校の設置者及び学校に対して、体制面、財政面において、均衡を失した又は過度の負担を課さないもの」、
と文科は定義しています。
ちょうど私の勤務校は今週が後期の中間期末考査だったのですが、
特別支援教室に通う生徒で、
合理的配慮という点から、
テスト問題を拡大コピー(A3)
解答を学校のPCで打ち込む
という形式でテストを受けたお子さんがいました。
合理的配慮は
行政機関などには率先した取組を行うべき主体として義務を課されています。
都立入試、大学入試でも合理的配慮として時間延長、読み上げ等の対応がとられています。
今後もこの流れは加速していくのかなと思います。
学校現場ではどこまでが過度の負担とならないのか
考え、少しづつ先生達の意識が変わっていけばなと思います。
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