カカオとお金と自分の関係性
「お金には絶対的な価値がある。」私たちはそう思っている。
しかし、本当にそうだろうか?
物々交換の時代から「お金」という交換ツールが生まれ、
貨幣経済へと変わった。
大昔には「貝殻」がお金として扱われ、貝殻でモノを手に入れていた時代もあった。今では考えられないが、きっと希少価値があったのだろう。
南米では「カカオ」がお金の役割を果たしていたのも、
カカオは”価値がある”と認識されていたから。
では、今のお金はどうだろうか。
紙幣と硬貨そのものには価値があるのだろうか??
製造原価はお金そのものの金額に比べわずか、だと知ると、
紙幣、硬貨そのものに”価値”を見い出すのは難しい。
お金は交換したときに初めて、価値が生まれるものなのだ。
持っているだけでは、結局”ただの紙”に過ぎない。
しかし、私たちは、お金自体に”大いに価値がある”と思い込み、
それを多く持つことで自尊心やセルフイメージを保っている。
だから、それ(お金)がなくなってしまうと、
途端に不安になり、自尊心を失ってしまう。
お金の奴隷になることで、振り回されているのだ。
私たちが信じてきた「お金には価値がある」という考え。
ずっと信じてきたものを手放すことは簡単ではないかもしれない。
でも、知っていてほしい。
お金の量で「あなたそのものの価値」が変わることはないということ。
お金が減ったって、あなたの素晴らしさが減るわけじゃない。
自分の価値をお金に委ねるのは、ナンセンスなのだ♪