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【台湾駐妻】初めてできたお友達は、台湾人のおじいさん。ではなかった話。

こんにちは。台湾で駐妻生活中のままどん@台湾です。

9月に渡台し、
駐妻友達もおらず、
日本人との絡みは一切なく、
旦那の会社の奥様も紹介されることなく、
寂しく、まこと慎ましやかに生活していた9月末頃、

ついに私に初めての友達ができた。

同じマンションに住んでいる、Aさん(67歳)だ。
たまたまエントランスで会って「日本人?ようこそ台湾へ!」なんて話しかけられ、色々話していたら仲良くなった。

彼は、私の両親と同じ年代で、かっこいい電動車椅子に乗っている。
我が家が4人で住んでいる、結構な広さのマンションにひとり暮らしだという。
台湾でできた、私のはじめてのお友達である。

日本語も英語も堪能で、台湾のことや日本のこと、今までのことや政治の話など、しているうちに、

Aさん「君はおもしろいねぇ。今日妹とランチ行く約束してるんだけど、一緒に行く?」
わたし「え、いいの?行きます!」

と、軽いノリで、当日誘われた誘いに即答でのる。
(台湾人に、即答するの台湾人みたいだね。と言われる。)


楽しくお話ししながら、美味しいランチをご馳走になった。(謝謝。)
日本語や英語で、人ときちんと会話し、コミュニケーションを取ることができるのが久しぶりで、私はテンションがぶち上がる。

妹さんは中国語しか喋れないので、Aさんが通訳してくれつつ、
基本は得意の【ニーハオ】【シェシェ】と鍛え抜かれたボディーランゲージだけで乗り切った。

ランチ後は、Aさんの家でお茶。
台湾の美味しいお茶をいただく。

同じ間取りで作られたであろうマンションに住んでいるはずなのに、
リフォームされたAさんのお家はとっても素敵で、設備もかっこいいものが揃っていて圧倒されてしまった。
(バスルームはすっけすけのスケルトン!)

台湾は、賃貸でもオーナーの趣味によって部屋が全く違う、というのはよくある話で、
同じマンション内でも、オーナーの趣味が猛威をふるうらしい。
内覧しないとまったく見当のつかない中身なんだとか。

Aさんの、在宅で行っている投資に関する仕事の話や、なぜその仕事にしたのか、なぜこの場所にマンションを購入して、どうゆう意向でリフォームしたのか、足が悪くなったのはなぜか、
など、

初対面とは思えないほどお互いの素性を明かしまくるというなかなか濃い時間を過ごした。
た、た、た、楽しかった。

自分の言葉をキチンと理解してくれる人と話すのって、こんなに心地いいことなのか。


1ヶ月くらいAさんとマンションで会わなかったので、ふと、Aさんは元気かな、お茶したいな、と思い、
日本茶あるからお茶しませんか?
とAさんにお茶の打診をしてみると、いいよー!(日本茶飲まないけど!)
とのことで、久しぶりの再会を果たす。

私が中国語を勉強しようと思っている話や、Aさんがアメリカ留学や日本留学でどんな経験をしたかなんて、とっても楽しかった。
子どもたちも帰宅後参戦。
話したりおやつを食べたり、楽しく過ごした。


帰宅後、LINEで、「ありがとうMr. Aさん!」と送る。

すると、
「私はMissですよ。」
と返信が。


えええ
ええええええ
っっっっっっっっっっっっぇええええ!?

2日間もトータル10時間近く一緒にいたのに、私はジェンダーを普通に第一印象とステレオタイプで決めていたのだ。

  • 化粧気がなく、髪の毛が短いこと

  • 家を購入していること

  • ひとり暮らしなこと

  • 投資家であること

  • 親世代なのに、留学とかしていること

  • おとうさんのことを「親父」と呼んでいたこと

こんな要素を無意識に繋ぎ合わせて、
私はAさんのことを勝手に、完全に男性だと思い込んでいたのだ。
なんと失礼な。
そしてなんと単一な脳みそよ。

ダイバシティーだの、グローバルだの、ジェンダーだの、
結構私って、そーゆーのとらわれずに、大きい視点でみれちゃう人間だと思うのよね。


なんて思っていた過去の自分よ、
穴があったら入りたいぞ。

結局はステレオタイプがちがちで生きているということに気づいてしまった。

大変失礼いたしました!

自分の小ささに、とてもびっくりした出来事でした。

そして、
「勘違いしちゃってごめんなさい!」
と送ったら、
「全然いいですよー。私は男っぽい女性なんですよ。」的な、なんともEQ高めのご返信をもらい、Aさんの大きさを感じる。

うーん、まだまだ、ガチガチに凝り固まっているんだな。私の固定観念たちよ。

ほぐしてほぐして、生きていきたいな。

ではまた。つぁいちぇん╰(*´︶`*)╯♡





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Mamadon@taiwan
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