ツイ無職園芸部 タイ産アロエのガチャ
まくるめでございます。
去年、アロエのハイブリッドの種を撒きました。
ハイブリッドというのは簡単にいうと交配種です。観賞用にかけ合わせたアロエの交配種の種ということです。去年種を撒いたのがそろそろ育ってきました。
タイ産のハイブリッド種子なのですが、思った以上に出てくる子の質が高く、満足しております。小苗をメルカリで出品したのですが、売れなかったので、あきらめて選抜をかけることにしました。
選抜というのは何かというと、たくさん種を撒いた中から観賞価値の高い個体を選ぶことですね。アロエは人権がないので、観賞価値で容赦なく選別されるのです。金魚とかと一緒です。ちなみにお店で売ってる品種名付きの金魚、あいつら日本人で言うと東大生ぐらいのエリートです。
こちらが選抜で落とした子↓
こちらが「二次試験通過」↓
ある程度育ってくると遺伝的特徴がだんだんでてくるので、それにしたがってランク分けします。ガチャですね。わりと残酷ですが全部育てるのは無理なのでしょうがないのです。
落とした子は「ぞんざいスペース」に移動して栽培されます。一鉢百円とかで売るかもしれません。落とした子があとで「化ける」可能性もなきにしもあらず。
選抜で特に期待大だったのはこいつら
いやあ。これは当たりかもしれません。
さすがにここまで葉緑素が落ちてると、目に見えて成長が遅いです。
まあ。あれです。ハイブリッドは野生種をかけ合わせてわざわざよくわかんないのを作るわけですから、不自然なことをするなりにきれいじゃないとダメなんですね。
人間で言うと芸能界とかでしょうか。芸能人よく知らないけど。
ちょっと心が痛む作業ですが、こういう選抜を繰り返した果てに「花屋の店先に並んだいろいろな花」みたいなのが生まれてくるわけですね。
花屋に売ってる花は超エリートだ、というようなコピペがありましたけども、実際には人間の超エリートどころではないです。
なにしろ人間のエリートは、別にエリートにならなかったからと言って排除されることはないですからね。花とかは選抜で落ちたら燃やされたりたい肥とかにされます。煙か土か食い物です。
だから、花屋の店先に並んでる花はね、エリートどころじゃないんですよ。生き残ったあれの血統意外ぜんぶ死んでるんです。ベジータとかに近いかもしれません。
いやあ。自分は人間でよかったと思います。人権っていいものですね。ワッハッハ