中学受験か高校受験か
子どもが小学校2年生くらいになるころ、周りから「中学受験」の声が聞こえてきます。
中学受験に踏み切る動機は、ご家庭でさまざまです。もちろん、どんな動機でも、チャレンジすることは素晴らしいことです。
正直に言ってしまうと、わたしは中学受験なんて調べもしないまま、公文の先生に「この子はできる子です」と言われたのを真に受けて、受験を決断しました💦
私が志望校選びで大失敗した経験から、ひとつだけ、これだけは知っていてほしいと思っています。
中学受験の出口と高校受験の違いです。
中学受験では大きく分けてふたつの選択肢があります。
・中高一貫の進学校に入学して大学受験にチャレンジ
・大学まである附属校
高校受験ではこんな感じ
・中高一貫の進学校に高校から入学して大学受験にチャレンジ
・高校だけの進学校に入学して大学受験にチャレンジ
・大学の附属高校
附属校に関しては、中学受験で入っても、高校受験で入っても、出口は一緒なので、今回は深堀りしません。
深く考えなくてはならないのは、進学校の場合です。高校受験で進学校に入ると3年後に大学受験にチャレンジすることになります。この場合、中学受験で中高一貫校に入学した子たちと競い合うことになるのですが、高校受験から大学受験チャレンジの子はかなり不利だという傾向が年々強くなっています。
何故か。
それは、中学受験を終えてすぐに大学受験に向けての勉強をスタートした子たちは、5年間で高校3年生までのカリキュラムを終え、高校3年生の1年間は大学の受験勉強に費やします。
一方、高校受験を経験した子は、高校3年間で高校3年分のカリキュラムをこなす上に大学受験の勉強をしなくてはなりません。
東京の超名門中高一貫校の進学校の大学合格状況をみても、中学からの入学者が主に東大に受かっています。
つまり、大学受験を視野に入れているのであれば、中学受験で中高一貫校に入るの一番の近道ということです。
附属校だと、ちょっと景色は変わってきます。
それはまた、ほかの記事で😊