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摂食障害の回復 コーヒー作り支えに

からこコーヒーさんとの取り組みを、土曜の朝日新聞様にも大きく掲載していただきました。

https://digital.asahi.com/articles/ASP1Y72CQP1XPISC00X.html?iref=pc_ss_date_article

今日放送の北陸朝日放送のゆうどきライブのなかのニュースを読むでも、この記事を取り上げていただきました📺

ありがとうございます。

以下、朝日新聞デジタル原文↓


摂食障害の回復に コーヒー焙煎し商品化 金沢のNPO

【石川】摂食障害の人らが豆からこだわり、焙煎(ばいせん)したコーヒーができた。家にこもらず、社会とつながるための居場所づくりになればと、支援する金沢市のNPO法人「あかりプロジェクト」が企画。コンセプトに共感する店もでき、2月1日から店頭でも販売される。
     ◇
 プロジェクトのメンバーは20~40代の女性7人。その一人、瀬川春香さん(33)は高校3年の時に摂食障害になったという。体を鍛えてしぼっていた部活のライバルに対向意識を抱いた。さらに人間関係のストレスが重なって食べることを気にするようになり、体重が8キロほど減った。次に、たくさん食べている間だけストレスがなくなる感覚に。食べた分を吐くのが習慣になった。「体重計だけは自分を評価してくれる」と感じ、体重に感情が振り回され、余裕がなくなった。外出などのハードルも高くなったという。
 20代前半のとき、プロジェクトに出会い、当事者同士で思いを共有できる場を得られたという。他のメンバーと一緒に、1年ほど前から焙煎の仕方などを学んだといい、今回の挑戦に「幸せを感じた」と振り返る。「暑い中で焙煎する達成感や、誰かとコーヒーを飲んでほっとできる喜びを感じた。小さいことかもしれないけれど、それが回復にもつながると思います」
 自身も摂食障害を経験したプロジェクトの代表、山口いづみさん(44)は「摂食障害の人は自己肯定感が低く、家から出られない人もいる。そういう人たちの居場所や、能力を生かせる場になれば」と期待する。
 摂食障害を経て、体と心が一致することの大切さを知ったことから、商品のコンセプトは「身体にこころが還(かえ)ってくる」とし、商品名は「からこ」に決めた。「商品を通じてみんなで幸せに」と願い、豆は全てフェアトレードのものを選んだという。苦みや酸味がやさしく飲みやすい「ラオス」など3種類で、ドリップバッグ(1袋税込み162円~)と豆(100グラム同756円~)がある。
 瀬川さんは「口の中に入っていくコーヒーで体が元気になって、心が穏やかになるのを感じてもらえたらうれしい。これが自分のやりがいや生きがいになるかも」と話す。
 販売は、知人らを対象に昨年末から始めた。また、山口さんの知人で、子育て中の母親が多く働く「ウフフドーナチュ」(金沢市久安2丁目)の志賀嘉子社長(37)が活動に共感し、コラボが実現。ドーナツに合うようにブレンドしたドリップコーヒー(税込み450円)を店で提供するほか、オンラインショップではドーナツとコーヒーのギフトセットを販売していく予定だ。
 購入の問い合わせは、からこcoffee(coffeekarako@gmail.com)まで。焙煎や営業などをするメンバーも募集している。(堀越理菜)

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妊婦起業/ママ社長
ママさん達が楽しんでやっているドーナチュ屋さんでしゅ🚼