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ラジオ体操第二の2番目のアレを改めてやって気づいたこと

妻がね。

ラジオ体操やる!って言い始めたんですよ。

私が最近ビリーズブートキャンプやってそれに触発されたと思ったら違いまして、なんか最近肩の調子があまりよくないのと運動不足だって言うんですね。

我々は学年が同じなんで、やっぱり体が曲がり角を迎えているっていうのはあると思うんです。だから、今までと同じっていうわけにはいかないところに来ているのでこういう試行錯誤はいいと思うんです。

まぁやってみて合う合わないってのは出てきますからね。私なんかは筋トレって基本的に合わないし、そういうのが分かるっていうだけで試す価値はあるんですよ。

で。
そんなわけで妻が動画見ながらラジオ体操始めました。

ただ、ラジオ体操っていうのは5分前後で終わっちゃうんですよ。

ストレッチとしての効果はありそうですけど、運動不足の解消っていう当初の目的を考えると5分程度じゃ階段を3階分くらい上がったのと同程度ですかね(超適当ですけどどうなんだろう)

ということで
ラジオ体操第二を始めたんですね。

例の軽快なメロディーが鳴ります

てーんてーんてんてんてててててーんててーん
てーんてーんてんてんてててててん てん♪

こっからね、BPM変わるんですよ

あーそうだった
こんなだった

なんて考えていたら、ふと思い出したんですよ

ラジオ体操第二って避けられていたんすよね
子供の頃


その理由の98%がね、この直後です

いわゆる「ラジオ体操第二の2番目」問題ですね

思い出した人は思い出したのではないかと思います。
そう

この後の動きがもうね、子供が絶対やりたくないやつなんすよ

両腕をガッツポーズの形、二の腕を地面に平行にしつつ肘を90度曲げて拳を握って、両足はスクワットをするんですよ

これがね
ダサいんすよ

絶対やりたくないくらいダサい

どれくらいダサいかって言うと、普通ラジオ体操なんてちゃんとやらないと絶対先生に怒られる類のものなんですけど

ラジオ体操第二の二番目だけはちゃんやらなくても先生怒らないんですよ

多分、先生もあの動きをやらせるのは忍びないって思っていたんでしょうね。こういうのって結構珍しいと思います。

先生が子供の方に寄り添ってくれるパターン

私たちの世代だと先生に子供が合わせざるを得ない訳で、そのせいで小学校3年生くらいの頃におばさん先生の元週に4回の体育の授業が何故か2回になったりしてね


その話はいろいろあるんでまた別の機会にやります

ちょっと話が逸れちゃいましたけど、ラジオ体操第二の2番目、通称「ゴリラ」だけはね、キツかったんですよ

なんかね、子供ながらに周囲の目が気になって出来ないことって幾つかあったと思うんです

トイレの個室に入れない
英語の発音をフルパワーで出来ない
国語の音読は棒読み

この手のやつの中に第二の2番目問題が含まれてくるんですね

基本的に子供ってやつは周囲の顔色を伺うもんで、正しさてっていうのは求められたことをキチンとやること、認められていることを堂々とするってところにあるんですけど、なかなかそうはいかないもんで。

周囲の目っていうのは子供社会の中で何よりも大事なんです

ですから、第二の2番目っていうのは鬼門で、ふざけて誇張してやるか、適当に流すかっていう選択に迫られるものだったんです

当然ながら「ラジオ体操第二 ゴリラ」で検索するとこんな質問が出てきます

ただ
当時からもう35年くらい経過して

住宅ローンを完済するくらいの期間が経つとね、人間って周囲の目とか気にならなくなってくるんすよね

子供社会のどうでもいいことよりもね、あたしゃ体をほぐしたいんすよ

そんなわけで私もラジオ体操第二だけ急きょ参戦しました

子供の頃にちゃんとやったことの無かった第二の2番目をやるだけのために

2番目の時に流れる、特有の弛緩した、なんか人をナメたようなメロディーがとても懐かしいんですけど、

ガッツポーズして
足を肩幅に開いて
スクワットして

傍から見たら完全にゴリラですよ

ゴリラが千葉のマンションの1室に2匹いるわけです

でも、私たちのことを笑う小学校3年生はもう居ないから、我々は動画に出てくるレオタードかなんか着たお姉さんと一緒に誠実にやるんです

昔だったら絶対に笑われている強度で

そしたらね
かなり効くんですよ

第二の2番目

私のやり方だと二の腕が伸びます

あと、腕を後方に持ってくることを意識したからなのか、肩甲骨の当たりも伸びるんですよ

これはちょっと意外でした

あとはスクワットなので当然太ももにも来ます

あのゴリラみたいな動きってすごく理にかなったものだったんです。まるっきりそんなこと考えたことも無かったですけどね

35年経過して初めてのことですよ
ちゃんとやってみるもんです

そういえば母方の婆ちゃんが95歳になるんですが、日体大卒の元:体育教師でして、88歳になるまで近所で体操教室やっていたんです

で、言っていたのが

ラジオ体操をちゃんとやると本当に体に来る

ってことだったんです

そういうことか
ようやくわかりましたよ
婆ちゃん

やっぱね、先人が作ったものってちゃんと意味があるんです。これは大きな発見でしたね。

子供からしたら変な動きかもしれない
だけど、作った人がちゃんと考えているんです

まぁそんなことを子供に説いても恥ずかしいほうが先行するから無理強いは出来ないですけど、今の私だったら全力であれをどこでも出来ますよ

だって肩甲骨凝りまくりですし、あれやると体のいたるところがぱきぱき鳴りますし、自分にとって効果的なのは目に見えていますから


あともう一つあれをどこでもやれる理由に気づきました

ブートキャンプの中にもっと恥ずかしい動き、いくらでもあるんす

・・・

そうか
そういうことか

気恥ずかしさとかどうでもいいんですよ
瘦せられたらね

Voicyでも同じ話をしましたが、完全にマルチエンド状態です。なんか違うところにソフトランディングしている感がありますので、こちらもお聴きください!

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西尾克洋/相撲ライターの相撲関係ないnote
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