見出し画像

古典芸能に関する記事〜能・歌舞伎・文楽・説経節・落語〜(随時更新)

・「義経千本桜」「東海道四谷怪談」……歌舞伎の舞台となる土地を訪ね歩き問う「物語」の必要性 | AERA dot. (アエラドット)  2024/12/22

木ノ下裕一『物語の生まれる場所へ 歌舞伎の源流を旅する』(淡交社、2024年)

・地域市民演劇研究グループのゴッドファーザー、日比野啓(ひびの・けい)氏が松竹新喜劇の産みの親、曾我廼家五郎の評伝研究『『喜劇』の誕生 評伝・曾我廼家五郎(そがのやごろう)』(白水社)で、大佛次郎賞を受賞されました。これまでの演劇史研究で空白となっていた近代喜劇史の揺籃期に着目した画期的な研究です。非常にめでたいです。日本の喜劇史を語る上で、必ず参照すべき本となるでしょう。

日比野啓『『喜劇』の誕生 評伝・曾我廼家五郎』(白水社、2024年)

・【告知】古典戯曲を読む会@東京2025/02/08(土)18時〜曾我廼家五郎「涙」「へちまの花」
 曾我廼家五郎は日本のモリエール、抱腹絶倒、感激涕零、間違いなし。曾我廼家五郎を読むことなく、日本のお笑いは語れません。

2025年2月に開催される「古典戯曲を読む会@東京」では、曾我廼家五郎の「涙」と「へちまの花」を取り上げます。曾我廼家五郎は、日本における「喜劇」の先駆者であり、明治37年(1904)に道頓堀の浪花座で大成功を収めた後、戦後に至るまで、時代の変化を敏感に捉えた斬新な喜劇で圧倒的な人気を誇った喜劇役者・劇作家です。その芸風は、現在の松竹新喜劇にもその影響を色濃く残しています。

曾我廼家五郎の喜劇作品は、現代において松竹新喜劇や大衆演劇の演目として稀に上演されることはあるものの、多くは忘れられた存在となっています。次回の「古典戯曲を読む会@東京」では、その魅力を再発見し、日本喜劇史における彼の重要性を改めて確認する場としたいと考えています。

曾我廼家五郎[1877~1948]喜劇俳優・作者。大阪の生まれ。本名、和田久一。明治37年(1904)曽我廼家十郎とともに劇団曽我廼家を結成、大阪の個性を強く身につけた俳優兼作家として活躍。のちに十郎と分かれ、「五郎劇」と称した。また、一堺漁人(いっかいぎょじん)の筆名で、多数の喜劇脚本を書いた。(『デジタル大辞泉』小学館、より)。

【開催日時】2025年2月08日(土) 18時~21時
【場所】新宿区立戸塚地域センター会議室1(前回と会場が違うのでご注意下さい)
戸塚地域センター会議室2
https://www.tcc-tokyo.net/access.html
東京都新宿区高田馬場2-18-1(高田馬場駅徒歩3分)
【参加費】500円(当日徴収)
【定員15名】【要事前申込み登録】
【使用テキスト】曾我廼家五郎「涙」「へちまの花」(『曾我廼家五郎全集第2巻』アルス、1930年に所収(読む会の開催日までに戯曲を用意できない方は、申込み後に送られてくる自動返信メールの内容をご参照ください)。

【参加申込用リンクおよびQRコード】

・立教大学日本学研究所主催公開講演会・徐 禎完 氏(韓国・翰林大学校教授、同大学校日本学研究所所長)「近代能楽史・植民地能楽史研究をめぐって」(2025年2月1日(土)15時~17時、立教大学池袋キャンパス6号館3階6305教室)
講師紹介:徐 禎完(ソ ジョンワン)氏
翰林大学校教授、同大学校日本学研究所所長。専門は能楽史。
主な著書・論文に、徐禎完・鈴木彰編『文化権力と日本の近代伝統と正統性、その創造と統制・隠滅』(共編著、文学通信2023年)、徐禎完・増尾伸一郎編『アジア遊学 植民地朝鮮と帝国日本 民族・都市・文化』(共編著、勉誠出版、2010年)、小中村清矩著・徐禎完韓国語翻訳注『歌舞音楽略史』(SoMyung、2011年)、「植民地朝鮮と能・謡――一九一〇年代の京城を中心に――」(能楽研究叢書6『近代日本と能楽』宮本圭造編 法政大学能楽研究所、2017年)などがある。

・朝日新聞(野波健祐記者)「蝉谷めぐ実さんが歌舞伎を書く理由 下心からの「これではだめだ」」2024/12/29 17:00

・落語家・三遊亭天どん さんが講師を務める新作落語の台本教室。

よみうりカルチャー自由が丘
講座コード:202501-08380002
2024年12月16日 更新
あなたにも書ける!「落語作家への道」
落語家 三遊亭 天どん

・踊り以外はすべてが不器用、少年は能の世界へ導かれる サンデー新連載「シテの花」 2024/10/16

・いとう せいこう, ジェイ・ルービン『能十番  新しい能の読み方』(新潮社)
なんと豪華な1冊でしょう!きらびやかな装画、スリーブ函入、和綴の謡本を模した小口袋綴造本。650年の古典の神髄に触れる美装本です。特筆すべきは見た目ばかりではありません。精選十曲の詞章+現代語訳+英訳+解説で能という「文学」をテキストで深く読む歓びに浸ることができます。「能って、観てるうちに眠たくなっちゃうんだよね~」という方は、是非、事前に謡曲を読むことをお勧めします。能は舞台芸術であり、その脚本ともいえる謡曲そのものが芸術なのです。
そして、読後には是非、能鑑賞を。未知の世界が広がるかもしれません。

・<訪問>「Yes,Noh.」を書いた 関直美(せき・なおみ)さん:北海道新聞デジタル
2024年11月24日 5:00

・まんぼう部長スペシャル企画! 歌舞伎評論家・渡辺保先生に聞く、初心者のための鑑賞の心得&注目の若手歌舞伎俳優 【歌舞伎沼への誘い#66】

・歌舞伎

・「豊竹若太夫のページ」より、森田美芽さんの文楽11月公演観劇録(2024年11月28日)

http://hanafusadayu.com/?p=5539&fbclid=IwZXh0bgNhZW0CMTEAAR0E_mDhqKMcK1zja3V4A6ul5q7BPqxZiEbnChERlQzqmaijoXuGn_DfPWA_aem_shg8UPau4Vnxt_OQIroWgg

・婦人画報編集部:【劇作家・秋元松代×坂東玉三郎対談「正確な言い方は美しいもの」】「人間って何だろう。人間が生きるということはどういうことだろう」当時20代の 坂東玉三郎 さんと秋元松代 さんの対談を再掲載します。

・親子3代の演目も 佐渡の伝統芸能『能』で人々を魅了【新潟】

NHK『知るを楽しむなんでも好奇心』瀬戸内寂聴「世阿弥の佐渡を歩く」〈全4回〉第3回「最後の花」で、佐渡で能に入れ込む=「舞い倒れる」を象徴する土屋さん一家として紹介されていた家族です。

・《連載》もっと文楽!~文楽技芸員インタビュー~ Vol. 10 吉田簑二郎(文楽人形遣い)

・「世界一の人形遣い」吉田簑助さんに夢で叱られたい 人間国宝・桐竹勘十郎さん尽きぬ思い 2024/12/14(土) 7:30配信

・1984年。当時50歳の吉田簑助さん。シンセサイザーと共演。

・【見逃し配信】芸能きわみ堂(23)異種格闘コロシアム!文楽人形×アルゼンチンタンゴ(配信期限:2024/11/29(金) 午後9:30 まで)
小松亮太さんが奏でるバンドネオンで、吉田一輔さんが遣う美しい人形が舞う。振付は山村流宗家・山村友五郎師!

・豊竹咲寿太夫さんX投稿(2025/1/13):「今年[2025年]は近松半二の生誕300年のメモリアルな1年🙌🏻近松半二の「新版歌祭文」を上演中の大阪公演では、野崎村の段の前のエピソード、座摩社の段を上演しています。
なぜ久松は野崎村へ帰らされてしまったのか!?の騒動のあらすじを10分で読めるようにまとめてみました」

・東京新聞より、「井上ひさしさん作の文楽を東京初上演 「ばかばかしさの中におかしみを」鶴沢燕三」。

・特集 絵巻切断 秘宝36歌仙の流転
放送年度:1983年度

秋田・佐竹家に伝わる鎌倉時代の名品「三十六歌仙絵巻」。この国宝級の絵巻物が、文字通り切り売りされた。1919年、絵巻物は三井の大番頭・益田鈍翁の邸宅で切断され、それぞれのコレクターの手に渡っていった。この時から60年余り、それぞれの歌仙たちは今どこにいったのか。秘宝・佐竹本三十六歌仙の流転を追って、大正・昭和と激動の時代の社会経済史を浮かび上がらせた追跡ドキュメント。

・「笑福亭里光の落語会」のご案内(2024年12月吉日):

「みなさま
 師走を迎え気忙しい季節となりましたが、本年中にお知らせを致したく、一筆申し上げます。 2025年2月23日、24日に「笑福 亭里光の落語会」を尼崎と西宮で催します。
 里光氏は西宮出身で笑福亭鶴光師の東京弟子。私とは小学校と北高の同窓で、真打昇進の頃から時折企画運営を 手伝っています。
 関西で会を開くにあたって、尼崎のシャレコーベミュー ジアムさんが、新たな来館者層獲得のため貸室をされてい ることを知り、会場が決まりました。館内では脳外科医 だった初代館長•河本圭司氏のコレクションに圧倒されます。当日は「骸骨」や小泉八雲に因む演目を予定しています。是非とも早めにご来場いただき館内展示もお楽しみください。
 また、西宮の門戸寄席さんは2025年4月から1年間、ビ ルの建て替えでお休みされるとのこと。その前に会を催してほしいとのお声をいただき、今回の日程となりました。 門戸寄席さんでは、江戸川乱歩/著「人間椅子」を落語と読 み語りで演じる趣向です。
 年度末と重なり、ご多忙の時期かと存じますが、皆様ご 都合お繰り合わせの上、お運びいただければ幸いです。
  笑福亭里光の落語会 事務局」

・中西和久さんFB投稿(2016/2/18):「富士ゼロックス発行の「グラフィケーション」2月号、特集「語りを考える」に「説経節の魅力」と題して中西和久メのインタビュー記事が載っています。47年前から発行されている雑誌なのですが、今号からネット配信になったそうです。音声をクリックすると中西の演奏する説経節「山椒大夫」より、クライマックスの佐渡島での厨子王と母親の「親子対面の段」の一部がお聞きいただけます。
 演劇評論家渡辺保先生の「語りの構造」、浪曲師玉川奈々福さんのインタビューも面白いです。
グラフィケーションのHPはここです。」  

http://www.fujixerox.co.jp/company/public/graphication/index.html

いいなと思ったら応援しよう!