哲学対話に参加した。正解はない、わからないほど良い、知識は邪念。
これは、わたしが好きな時間かもしれない。
正解なくぐるぐるする時間が好きなわたしが、まさに求めていることかもしれない。
哲学対話という時間を体験して、最初に感じたこと。
知らずうちに、哲学に寄っていっていた自分の価値観
今回、
ダイアログカンパニーであるDANROさんの主催【哲学対話】のオンラインイベントに参加させていただきました。
日常に対話を。対話を文化に。
https://danro-dialogue.com/
哲学って?
なんとなくしか認識してなかった。
でも、興味があった。
日々、仕事でも家庭でも
正解や目的を意識しての会話やコミュニケーションが多いから、正解を求めない、内省しながら、いい意味でぐるぐる考え、深掘りする、そしてアウトプットできる時間がほしかったのかもしれない。
わたし自身、
前提として【悩むことは生きること】という考えのもと、人と世の中と関わっている。
そして、
人の話を聞く、誰かを信じて関わる、価値観や人生の変化に立ち会う、人と対話を通して気づきを促すことが好きだし、ありがたいことに生業にしている。
その中で、
例えば、私が周りから強みとして挙げてもらえるスキルとして、カウンセリングやマネジメント、ファシリテーションなど言語化されているものがあるけれど、すべてにおいて、
やり方ではなく、あり方。
結果だけではなく、向き合うプロセス。
に価値をおくようになった。
自分のあり方を磨くなかで結果として表面的なスキルがあるという感覚。
そうしているうちに、、、
分からなくて、考えがぐるぐる🌀しているのがおもしろいし、思考が複雑に絡まることも自分で自分にワクワクするようになっていた。
哲学対話の冒頭で
哲学について教えていただいたとき、
自分がワクワクしていることに
近いワードがいくつかあって、これはまさに!と思いうれしくなった。
結論は出さない、知識は邪念。
哲学✖️対話とは、
・当たり前や常識を疑い、問いを立てる
・分からないほど良い
・知識ではなく、経験にそくして対話する
・自分の中から湧いてくるものを大事に、自分の考えを育てる
・結論は出さない、知識は邪念
などなど、あり方を聞いたとき
わたしが普段のコミュニケーションで違和感を感じていることがすべて言葉にされた感覚になった。
中でも一番共感できたのは、
混乱の中から、何かが生まれる
という視点。
わたしが大事にしている、悩むことは生きることにも通じるものだったから。
結果はプロセスであり、プロセスが結果になる
ビジネスや仕事で結果を出す!はもちろん大事。どこかに所属したり、関わっていたりする以上、だれかと結果や目的に向けて目標立てて進むことは生じるし、必要なこと。
だけど、たぶん、
わたしは行動として、あまり好まない。
あらかじめ結果や目的を確定し、
とりあえずの目標を定めて進むことを。
今回、哲学対話のテーマは、
【ひとの成熟について】でした。
参加者みなさんの言葉を感じながら
どうありたいか、すなわち、
どう成熟に向けて進みたいか、
目的決めてではなく、
プロセスに向き合う結果が成熟。
卵なら、半熟でも半熟卵として捉えたら成熟と言えるのかもしれないし。
成熟したいと考えている時点で、
成熟に向かうプロセスは辿ってない気がする。
これは、
自分らしさ、自分らしさ、と言っている時点で、
自分らしくないと感じる私の感覚にも似ている。
成熟の先には腐敗がある。
テーマについて対話を深めるなかで
成熟の先に腐敗。
これも、わたしにとってはパワーワードだった。
果物と同じように、人や人生も当てはまる。
腐敗も成熟というプロセスが重なっての結果だから、ただただダメなものではないとプラスに思う一方で、成熟を目指したときに出会うマイナスな要素としても感じられた。
自信がない、自信がほしい!
というお悩みをよく聞く。これにも似ている。
自信もプロセスが重なって生まれたり、
湧き上がって、結果として生まれてくるものだと思う。
自信の先にあるものは?幸せや喜びもあるかも、でも、おごりや自己満とか自信過剰とかもあるかも。
成熟の先の腐敗も
自信の先にあるものも
プロセスが積み重なったものであり
向き合った結果にあるもの。
結果を見越して、未来を良い悪いに分けたくなったり、向き合う前から想像したりしたくなるけど、
そうではなく、
どう向き合いたいか
結果を考えてみる前に、いまをどうありたいか。
何ごとも、このプロセスを大事にしたいと
改めて感じた時間。
向き合う前から、
先にあるものや未来が、良いか悪いかを想像しまくって決める必要があるものなんて、、
そんなに世の中に存在しないのかも。
決めたい、決めてから進みたいという気持ちはあったとしても。
あぁ、、こうやってぐるぐる🌀するのが
やっぱり好きなんだと思う。
正解に辿り着きたいのではなく
このプロセスがおもしろいんだ。
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