「日々の生活が身体に蓄積されてゆく」
ヨガのポーズには片足立ちを伴うものがありますが、足が大地をしっかりと捉えているか否かで、全身の筋肉の使われ方が全く変わってきます。
内体重と外体重。
足の外側に体重が乗ってしまうと、身体が外側に流れてしまい、バランスを保つことが難しい。
一方、足の裏の内側から中心部を意識しながら均等に体重がかかると、内転筋群がしっかり働いて、身体の中心軸に重心が乗り、身体のバランスが安定します。
体重が内側に乗る日もあれば、外側に乗ってしまう日もある。
「この違いはどこから来るのだろうか」と考えてみると、日々の歩き方が既に内体重な日もあれば、外体重な日もあることに気が付きます。
無意識のうちに日常の生活、動作が身体に蓄積され、自分を形作っている。
身体という器において、動作と状態が円環を成す。