あなたは、読書から何を受け取りますか？

中山マコトです。
今日は土曜日、硬い話は置いておいて、読書の話しでもしましょうか？

僕は今も年間で２５０冊程度は本を読みますが、その９割は小説とエッセイです。
以前、沢山読んでいたビジネス系の本はほぼ読みませんね。
あんまり刺激がないですし。

島に来てからは、Ａｍａｚｏｎに週に１回オーダを出し、５・６冊とか、１０冊とかまとめて送ってもらいます。
注文してから凡そ中５日から１週間で到着します。
のんびりしたものです。

僕の読書スタイルは2つのことを目的とします。

もちろんひとつは、情報の仕入れ。
これは当然ですよね？

で、もうひとつの目的。

それは・・・
”使える発想を求めて本を読む。”
と言う事。
つまり、”発想の仕入れ”ですね。

僕自身、どんな本にも、
”そのまま使えるアイディア”
なんかは求めません。
そんな都合の良い話しなどどこにも無いからです。

そうではなくて、
”自分の仕事に、何らかの刺激を与えてくれる発想そのもの”
を手に入れるつもりで読みます。

言い換えれば、アレンジと言うか、カスタマイズを前提で読むんです。
すると、そのアンテナにひっかかってくるアイディアが必ずあります。

例えば、こんなフレーズ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
たくさんの言葉を持っていると、
自分の思うことを
充分に伝えられます

たくさんの言葉を持っていると
相手の考えることを
正確に理解出来ます

阿久悠：生きっぱなしの記より。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
これは、
”ネーミングやコピーを考えるときに、とにかく素材としての言葉を沢山用意することで、伝わる精度が上がる！”
と言う意味の発見というか、刺激をくれます。

これによって、
”ネタを沢山出す！”
と言う事の重要性が理解できます。
あの昭和の巨匠、阿久悠先生が言うのですから間違いないわけです。
愚直に信じて、取り入れればよいわけです。

あるいはこれ。

ざっくりとしたストーリーをつくったら、間違ってもいいからどんどん仮説を立てて実行する。

100円のコーラを1000円で売る方法2 ：KADOKAWA/中経出版：永井 孝尚著より。

僕がこのフレーズから読み取ったのは・・・・・・ 
今はインターネットの時代です。
誰でもが自分や自分の作ったものを人に見せることができる時代です。
しかも気軽に気楽にです。

だとしたらその誰かがあなたのために作ってくれた環境とインフラを生かさない手はないですよね。

インターネットを使ってどんどん人に見てもらい、使ってもらって、どんどん修正しいて行けばよいんです。

アメリカのシリコンバレーではこれは当たり前です。
インターネットはテストの場。

完成形は徐々に作っていけばよい、と割り切っています。

そもそも、どこが完成形で理想の形か？なんて誰も分からない。

完璧を追うからおかしくなる。
日々是実験。
そんなつもりでやってみればいいんだなと言う事。

肩の力が抜けて、成果が出やすくなるはずです。

というようなことです。

これが、発想を仕入れると言う事の意味です。

料理もしかり！

・器ごと全部食べられる料理。
・あり得ない組み合わせのハイブリッド料理。
・ひと手間をふた手間に増やして価値を増した料理。
・サイズを工夫する事でオーダ頻度を激増させた料理。

ぜんぶ本当に刺激的です。

発想の仕入れは、読書だけでなく飲食店からも出来る。
三ツ星レストランでなくても、ぜ～～んぜん刺激的です。

要は受ける側のカスタマイズ意識、アレンジ魂にかかっていると言う事なんですね。

そのまま使えるネタを探すなどと言う横着、手抜きをせずに、
「自分に活かすようにアレンジする！」
という発想さえ持てば、ネタなんて無限大ですよ。

もう一度言います。

まんま使えるアイディアなんてどこにもありません。
ビジネスも人も、全部異なる個別のモノ。
まったく違う個体だからです。

素直に取り入れて、カスタマイズし、活かす。
この流れが大事です。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。
まだまだこれからも書いていきます。
明日もお待ちしています。

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