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飾らずに ありのままに
ここ最近、ブログやメールの主語を「私」に統一していました。
メールはこれからも「私」が多いだろうけれど、ブログや対面では、やっぱり僕は「僕」だなと思ったのです。
いい歳をして、少年というか、未成熟そのままですが、「私」では今の自分の伝えたいことが伝わらないなと感じました。
こんなことは逐一書くようなことではないのかもしれないけれど、今一度、素直に人生を生きなおしたくてやっぱり今後は「僕」でブログを書くことにしました。
「僕」という漢字も何か、使える者のようなイメージで昔は好みではなくてひらがなで「ぼく」と書いていましたが、今の僕には「僕」が似合いかなと思います。
2000年に作詞家としてデビューして、一見華々しいような日々も過ごしながら、今の自分の暮らしは、実情で言えば人に見せられたようなものではない最低限の中での小さな古いアパートの暮らし。
肩書きからは想像もできないような少ない収入で暮らしています。
それなのになかなか出来上がったプライドというやつは砕ける事ができないのか、普通に働きに行くこともせず、作詞の講師と、なぜかわずかな印税と親しい方々の助けの中で暮らしているというよりも生かされているような生命です。
それでも何かを責めるような気持ちや不幸な気持ちがあるかと問われれば全くなくて、人生には感謝だけがある。
僕は25年、ほとんどの時間、歌を書くことだけを考え、歌の本質を追求して生きてきたのだと、今になるとわかるのです。
「音楽なんて離れよう」と公言したような時期もありながらも、音楽を離れることなんてできなかった。
僕は音楽に救われ、音楽の神様に手招きされ、歌の世界で奇跡を見せていただいた。人生の不思議を知った。
今や時代はとても速いスピードで移ろいゆき、明日のことでさえ誰にも予測できないような磁場になりました。
僕のような作家は時代遅れと笑われても仕方がないような世界でもあると思う。
それでも、しがみつくような、情けないような姿、言葉かもしれないけれど、あの2000年代の音楽業界を見てきたからこそできる何かがまだあるのではないかと思う自分がいます。
実際あの頃出会ったクリエイターの方々は、今や更にグレードアップしてレジェンドとして活躍されている方々ばかりで、僕一人が落ちこぼれのようなところがあるのだけれど、引き際を見失った自分は今も、まだできることがあるはずという思いからしがみついてしまっているのです。
悩み、迷い、苦しみから、仏教、インド、ヨーガ哲学、宗教学を探求し、あらゆる書物を読み、たどり着いた答えは自分の中にこそあるのだというシンプルなものでした。
きっと人に言えば、「そんなことあるはずがない」と一蹴されてしまうようなことをたくさん経験してきた。
そうして今、自分にできる表現を模索しています。
僕はいわゆる作詞家の先生方とは趣が異なり、クリエイター仲間からも「アトジさんは作詞家ではなくてアーティストですよ」と言われ続けてきました。
単純な僕はそれを褒め言葉として受け止めていますが、一言で言うならば変わり者。
それでもこんな僕でも、もしかしたら僕がこれからまた飾らないながらもグレードを上げて書いてゆく歌、表現を好んでいただける方々はきっといてくれると心のスクリーンに見えているのです。
素直に応援していただけたら嬉しい。
こんなことを書いている時点でおかしいというか、笑いもののような、自分で自分を落とすようなことは書くものではないのだけれど、これが実態であり、さらけ出す醜態こそが、これからのもう一度、本当のクリエイターとしての人生のエネルギーになると感じているのです。
初めて僕のブログを読んでいただけた方は是非、フォローしていただきたいです。
僕は力をつけたい。
今の時代、数は力になります。
すごく下世話で下品なお願いかもしれないけれど、もしも僕のこれから書いていく表現に1ミリでも興味を感じたならフォローしてください。
この麓まで降りてきてしまった場所からもう一度、美しい登山の景色を見に歩んでみます。
馬鹿馬鹿しい作詞家の独り言のようではありますが、時代の中でこんな作詞家が一人くらいいいてもいいと思う。
時代を経ても色あせない歌を書きたい。
もしもそれが僕の天命ならば。
Makoto ATOZI
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作詞家 Makoto ATOZI プロフィール
平井堅「楽園」より作詞家としてのキャリアをスタート。以後、ジャンルの枠を超えて様々なアーティストの音楽制作、レコーディングに参加。
現在は歌を書く喜びを伝えたいという志から、ソングライティングセラピー作詞教室を主宰。
歌詞提供アーティスト
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