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習作 「なりにけるかも」
万葉集、志貴皇子(しきのみこ)の
石走る垂水の上のさわらびの 萌え出づる春になりにけるかも
(いわばしるたるみのうえのさわらびのもえいずるはるになりにけるかも)
滝の上の蕨が萌え出る春になったなぁ、というくらいの意味なのですが、中大兄皇子改め天智天皇の第七皇子ながら、政治に無関係の文化人として生きた方です。
みずみずしい歌風は万葉歌人の代表のひとりと言えるでしょう。
畏れ多いですが、習作なんで・・・
笹茂る高隈山の朝焼けの 霜照らす冬になりにけるかも
お粗末さまでした。