Z世代もターゲットに?~百貨店が提供するサブスクPart2~
先日、百貨店のサブスク「AnotherADdress」を紹介しました。
AnotherADdressはファッションのサブスクですが、他にも様々なサービスが存在します。今回は阪急やそごう西武、高島屋といった百貨店が導入しているサブスクを紹介します。
Hankyu FOOD お届け定期便
阪急百貨店が提供しているサブスクが「Hankyu FOODお届け定期便」です。その名の通り、阪急百貨店が定期的に食品を送付してくれるサービスです。
「贅沢クッキーコース」「パティスリーの焼き菓子コース」「阪急の和菓子コース」「森半の銘茶"五月の雫"コース」「テーブルワインコース」「鹿児島芋焼酎飲み比べコース」の全6種類のコースがあり、それぞれ3ヵ月コースと6ヵ月コースを選択できます。
料金はコースによってバラバラです。例えばテーブルワインコースであれば、毎月5~6本のワインを届けてくれます。料金は3ヵ月コースで23100円。ワイン好きの方にはお得なコースではないでしょうか?
お菓子やお酒など、毎日ちょっとした贅沢ができるような製品が多いのが、このサービスの特徴だと思います。
そごう・西武
サブスクとは少し違いますが、そごう・西武が提供する「e.デパチカ」も面白いサービスです。このサービスは、デパ地下のグルメを宅配してくれるサービスになります。
注文には、出前館やウォルトといったサービスを利用します。
お弁当やお惣菜、デザートまで、当日ないしは日時を指定して配達をしてもらうことができます。
2022年上半期の売上は前年比約120%と伸びているサービスであり、個人だけでなく企業や病院などの法人への利用も広がっているそうです(※1)。
United and Untied
最後に紹介するのは、メンズ向けファッションのサブスク「United & Untied」です。
このサービスは、メンズ向けの洋服を毎月届けてくれるサービスです。
利用料金は、月額22000円と類似サービスと比較して少しお高め。
しかし、このサービスでは、プロのスタイリストに店舗でスタイリングを相談ができます。
「McGREGOR/マックレガー」「MAURIZIO BALDASSARI/マウリツィオ バルダサーリ」「VICOMTE A/ヴィコント アー」「SERGE BLANCO/セルジュブランンコ」といった対象ブランドから、店舗で相談しながら洋服を選択することができます。
対象店舗は高島屋横浜店に限りますが、自身の好みに合いそうな洋服を、きちんとフィッティングしながら選ぶことができることは、面白い点かと思います。
まとめ
百貨店も様々なサブスクリプションサービスを提供しています。
今回取り上げたサービス以外にも、三越伊勢丹や近鉄百貨店などでもサブスクが提供されています。
日経新聞によると、百貨店はサブスクを通して若年層の取り込みを目指しているものの、まだ若者のサブスク利用者は限られているようです。
Z世代は、コスパを重視し、モノ消費よりはむしろコト消費を好むと言われています。もしかすると、モノを提供するだけでなく、特別な体験を提供するようなサービスを提供すると若者に好まれるかもしれませんね。