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『室井さん!そんな風になってもらいたくて俺、頑張ったんじゃないっす!』

満を持しての踊る大捜査線プロジェクト最新作の発表。

中年、いやもはや壮年か、になった青島刑事は今でも青島コートを着ているのか?
すみれさんと青島はどうなった!?
そんな久しぶりのワクワクを感じていたら。。。
『踊る〜』とは言うもののどうやらスピンアウト系らしいという話が。

メインを張るのは柳葉敏郎演じる室井慎次で2部作。
しかも、青島刑事もとい織田裕二は出演しないらしい。
深津絵里演じるすみれさんも出演しないらしい。
ならば、もちろん雪乃さんも真下もスリーアミーゴスも出ないんだろう。

ガッカリ感で意気消沈していたら、2部作前編の『〜敗れざる者』の予告編が公開された。
あれ?室井さんがスーツじゃない。
田舎の畑ですっかりしょぼくれた感じになっている。
警察辞めたの?偉くなるって青島刑事と約束したんじゃないの?

そして、劇場公開がはじまり「懐かしい!」というXでのポストもチラホラとありつつも、映画レビュー系Youtubeでは酷評が。
アトロク2での宇多丸さんのレビューも主に君塚脚本に大大大酷評。
こんなペラッペラでもう1本作るのか!みたいな。

なるほど、ちょっと観ておこうかなと思ったけどamazonプライムに来るの待ってた方がいいかな、他に観れてない映画がいっぱいあるしな。

そう考えていたら、あっという間に2部作後編『〜生き続ける者』も公開されたようで、これまたYoutubeでは酷評レビューの嵐。
2部作完結ということで前作より多い酷評だ。

今年ワースト決定。
いや、この20年でのワースト級。
人生で観てきた中で最低。

どんどん酷くなっているぞ。
ところが、どうやら今作では青島刑事が出てくるらしい。
昔の映像の使いまわしではなくてリアルに出演。
それなのにこの酷評レビューということは、
前作に輪をかけてペラッペラのうっすい脚本だったんだろう。

ここまで酷いと怖いもの見たさで逆に観てみたくなる。
といっても、1本目から観ないとやはり分からないだろうから、やっぱりamazonプライム待ちだなぁ。

それにしてもなぁ、いくら昔大ヒットしたコンテンツだからって、
当時のお台場とフジテレビ自身の栄華を誇った代表作の1つだからって、
当時から何十年も経っているんだから、制作側の主要メンバーが当時と同じじゃあなとも思います。
プロデューサー、脚本、監督、この3者それぞれがよほど時代のアップデートをちゃんと取り入れてないと、センスも何もかも古臭くなっていても仕方ないよなぁ。
若いスタッフでプロモーションやら何やら周辺で盛り上げることは出来ても、コンテンツそのものがペラッペラだったら、そりゃダメだよなぁ。
観客を舐めきってるんだろうな。
どうだ、ほら。踊るシリーズの最新作だぞ、観たかったんだろ?
それだけで企画書つくって、机上で皮算用してたんだろうな。
そして、自分たちで作ったキャラクタもズタズタにしてしまっても何とも思ってないんだろうな。
困った老害おじさん達だ。

そんな感じがプンプンします。
まさに昭和の金儲けの手法。
いや、もうダメだって。そういうの。

噂では、これをきっかけに踊るシリーズが青島刑事も本格復活するような話もあるらしいが、本当か?
頼む!お願いだから止めとけって。
どんなに札束積まれたって断れ。
最後の最後に晩節汚すことないぞ。
若い頃の素敵な思い出としてそっと引き出しにしまっておいた方がいいぞ。

『室井さん!そんな風になってもらいたくて俺、頑張ったんじゃないっす!』

そんなセリフ言いたくないだろ?

<了>

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