土にまつわる話
前回、猫の苦情に困っている話を書きましたが
今回は土砂の話を少し。
今の職場では土砂条例というものを扱っている。
一定規模以上の土砂を搬入する時に申請が必要で
申請が出てきたら現場で状況を確認するもの。
中には届出をしないで土砂を搬入する事業者さんも
いて、たまにそういった現場へ立ち入り、
聞き取りなどをして、必要に応じて撤去などを
お願いしないとならない。
個人情報、守秘義務もあるため具体的なことは
書けないが、近隣市などで最近違反が増えていて
それぞれ対応に苦慮しているようだ。
※桐生市での事例
最近の話題は夜の暗いうちに数十台のダンプで
あっという間に大量の土砂を運搬するというもの
熱海で発生した大規模な土砂災害の記憶も新しい
かと思うが、もし積んだ土砂が崩れたら
近隣住民へ甚大な被害も出るような恐れがある。
そこで令和7年4月から栃木県内では盛土規制法が
施行され、最大3億円の罰金が課せられる。
土砂条例の中では土砂をどこから持ってくるのか?
確認するのだが、土砂にはもちろん産地などは
書いてないため、その土砂が安全なのか?
不安になるが、大半の事業者さんは
コンプライアンスの観点からもしっかりと
安全対策を講じて土砂の搬入をしている。
あくまで『ルールを守らない一部の事業者』
の話であるので、みなさんご安心を。
そうそう正月の番組で井戸を掘るというのを見た。
ひたすら穴を掘り、水が出るかチャレンジする。
こたつで餅を食べながらだったからか
必死で穴を掘ってる姿に感銘を受け、
我が家の畑を拡張しようと思いついた。笑======================================昔は畑になんて興味なかったけど
家を建てる時にはなんとなく畑を
やりたくなって、猫の額ほどの畑を
耕して夏野菜を作り始めました。
きゅうり、ナス、ピーマン、ししとう、
いんげん、トマト、オクラは鉄板で、
そのほかズッキーニや、とうもろこし、
アスパラ、モロヘイヤ、ミョウガ等
植える場所がある限り作ってみた。
自畑での野菜作りは草刈りなど大変さも
あるが、無心になれるし、何しろ収穫は
楽しみであったし、収穫した新鮮な野菜を
食べられる喜びは格別であった。
ちなみに畑を作ったのは土地を購入した時に
おまけのように付いてきた
我が家の土地の向かいにある空き地で
30坪あるうち半分の15坪を畑にしている。
土は赤茶色ではなくどちらかというと
砂利まみれのグレー色。作付け前まで
ほんとにここで野菜ができるのか?不安だったが
日当たりはよく水捌けも良いため
地上にできるものでなければ
そこそこ採れているものだなと感心している。
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さて、畑拡張のため踏み固まった空き地の土を
スコップで掘り起こす。
真冬の寒さだかほじくっていると汗をかく。
表面は芝のような根を張る草がおおい茂っていて
まずはスコップを水平に入れ、土と草の根を分ける。
その後、スコップを垂直に入れるとザクッと
砂利のようなものを突っついてしまい、
途中火花が飛ぶのでは?と不安に思うほどの
ザクザク感。まるでサクレを突っついてるよう笑
大きな玉石、小さな丸みのある石、角のある砕石
瓦のかけら、いろいろなものが収穫できた。
なんだか宝物を掘り出している感覚に陥った笑
ふと、6年前、アートクロスにご参加いただいた
藤井龍徳さんが長屋の床を丸くくりぬき、
そこから掘り起こした石をサイズごとに分けて
きれいに並べて展示されていたのを思い出した。
藤井さんの作品はほんと素敵なので気になった方は
こちら
掘り起こした石を大きさごとに分けてみると…
めちゃくちゃ楽しくなった。
そして、昔ここにあったであろう建物の基礎?
と思われるコンクリート、水道管も発掘された。
年末の特番でエジプトで80歳を越え怪我をした
吉村先生が必死にリハビリをしながらも、
いまだに目をキラキラさせながら
発掘をしているというのを見たが
発掘する人の喜びが少しわかった気がした。
それにしても作業を終えた今、
すでに身体がピクピクしている 笑
歳をとると痛みが出るのは次の日というが
身体をいじめすぎるとすぐに出るし、
きっとしばらくは痛みが消えないと思う 笑
けど、無心で土を掘り起こすという作業は
なんとも言えぬ爽快感を味わえた。
土いじりは身体には少々きついが
メンタル的にはかなりいいのではないか?
と世紀の大発見のようなテンションで、
Google先生に聞いてみたら
いろいろな文献が出てきました笑
人間考えることは同じということですね
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