日本ならではの"夏の香り"。最高級の「山椒」から香りを蒸留したはなし
「日本には、世界に誇る香りがある。」
私たちはそう考えています。
春夏秋冬の四季が巡る日本では、木々や華や果実など実に様々な香りが存在しています。
自分たちの足で国内各地を巡り開拓した日本ならではの香りを、自分たちがつくるKomonsの各商品に取り入れてお届けしたいと考えました。
ホームケアブランド「Komons」
その第一弾として、例年5月~8月が旬の和歌山産”山椒”から香りを蒸留し配合したファブリックミストを作りました。
山椒(英語名:Japanese Pepper)は、海外の有名チョコレートブランドなどでもそのフレーバーが取り入れられるなど評価されている日本が誇る香り。
中でも今回は、特に品質の評価が高い和歌山県海南産の”ぶどう山椒”を使用しました。
実は山椒はミカン科って知ってました?
柑橘系のフレッシュな香りに加え、スパイシーさと花のような甘みを併せ持つ、とても深みのある香りがします。
はじめて産地を訪問させていただいたのは、昨年の5月。
まさに山椒の旬の時期に、和歌山県海南地区の山間にある農園を訪問させていただきました。
ご案内頂いたのは、日本でも最高級の山椒を作っていらっしゃる「山本勝之助商店」のご主人。
「山本勝之助商店」は和歌山は紀州野上谷で、明治13年(1880年)から創業している山椒の老舗です。
いちばん驚いたのは山椒粉の色。
うなぎ屋さんで見る茶色い色ではなく、鮮やかな黄緑色をしています。
大手メーカーがつくる山椒粉は、実の中にある黒い種まで一緒に粉にするためにあのような色になるとのこと。
でも、山本勝之助商店の山椒粉は一番香りのよい果皮の部分だけを使うとのことで、だからこんなにきれいな色をしています。
それだけの手間をかけているだけあって、香りは別格。
粉を嗅いでみても、青ミカンのようなフレッシュな香りがしました。
つい先日は、この香りをもとめて、フランスから三ツ星シェフがわざわざ訪ねてきたそう。
そんな日本が世界に誇る山本勝之助商店の”山椒”から蒸留した香りで、Komonsの季節限定シリーズを始められることをとても光栄に思います!
<2019年夏の季節限定&数量限定のファブリックミスト>
山椒とゆずをあわせた夏らしいフレッシュな香り。
そして、その奥に木々の心地よさを感じる多層的な香りに仕上がりました。
もしよければ、一度覗いてみてください!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?