思考の制限になっているものを取り除こう
初のリモート勤務が意外と苦じゃなかった、むしろ会社に集まる必要性なくね?と感じている西川です。コロナ万歳。不謹慎ですね。ごめんなさい。
今回は思考の話です。めちゃくちゃ大事です。
いろいろあるんですが、特に「意味わからないトレードオフを考える」人がいます。
トレードオフとは「一方を追求すれば他方を犠牲にせざるを得ないという状態・関係」のことです。
世の中には、トレードオフが成り立つものと、成り立たないものがあるんですが、それをごっちゃにしているパターンをよく見ます。
たとえば、、、
トレードオフが成り立つケースの例としては、主にリソース周りです。1日には24時間しかありません。そこで8時間、仕事に使ったら残りは16時間です。つまり8時間を仕事に使うということは他の何かを犠牲にしているということです。
8時間仕事をすれば給与がもらえるが、その分、旅行とか遊んだりする時間を犠牲にしている、という感じですね。
また、予算や工数でもそうですね。10万円の予算があるときに、10万の掃除機をかったら、他のものは買えません。
で、問題は「トレードオフが成り立たないのに成り立つと思い込んじゃうもの」
よく学生とかが考えてるケースだと、
「楽しい仕事だけど給与が低いのと、楽しくないけど給与が高いの、どちらがいい?」的なものとか。
「男は顔?性格?」みたいなのもそうですね。
これって全く関係ないんですよね。楽しいという感情が高ければ高いほど給与が下がる、という給与システムでない限り、2つには関係性がまったくないわけです。
むしろ、楽しい仕事ほど給与が高い傾向にありますし、楽しくない仕事は給与が低いケースも多いです。トイレ掃除とか、最低賃金レベルなわけですし・・・。
こういう風に、知らず知らずのうちに、変なトレードオフを頭で考えて制限しているケースが多いかなと思います。
じゃあ、トレードオフが成り立たないものを両方満たすためには?
というところで「ANDの才能」が必要になります。
ビジョナリーカンパニーの一節に、
『「ORの抑圧」をはねのけ、「ANDの才能」を活かす』
というのがあります。
「ORの抑圧」とは、逆説的な考えは簡単に受け入れず、一見矛盾する力や考え方は同時に追求でいないとする理性的な見方である。「ORの抑圧」に屈していると、ものごとはAかBのどちらかでなければならず、AとBの両方というわけにはいかないと考える。たとえば、こう考える。
「変化か、安定かのどちらかだ」
「慎重か、大胆かのどちらかだ」
「低コストか、高品質かのどちらかだ」
「創造的な自主性か、徹底した管理かどちらかだ」
ビジョナリーカンパニーは、この「ORの抑圧」に屈することなく、「ANDの才能」によって、自由に物事を考えます。「ANDの才能」とは、さまざまな側面の両極端にあるものを同時に追求する能力である。AかBのどちらかを選ぶのではなく、AとBの両方を手に入れる方法を見つけ出すのです。
ここからは知恵です。いかに知恵を絞るか。
時に執念が知恵を生みだします。
まぁ思考する際に意識してみてください、という話でした。
ええやーん。
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