二人の経営者(50年生)に事業の話を聞いてもらった
ココ最近は、SaaSを活用して中小企業の業務効率、DXを支援できないかということをずっと考えています。
帰省しているときに父の知人を紹介してもらい、私が考えている事業計画の話をしました。そこで学んだこと、気づいたことを全5回で5名の方との話を紹介します。個人的な感想じゃないかとも思う方もいるとは思いますが、意図的に飛び込んでみて得た貴重な経験でしたのでアウトプットしながら、自分の身にしつつ、この記事を読んでくださっている方の何か力になったら嬉しいです。
1人目は父と同じ車関連の会社を経営する方です。年齢も父に近いです。
1.父との違い、共通点
その方も父と同じく50年近く車関連の会社を経営してこられた大先輩です。父との付き合いも長いので、父と近い考えの方なのかなと勝手に想像しながら私が考える事業の話を聞いて頂きました。その方と2時間ほど話をした印象を勝手にまとめます。
初めてお会いしたにも関わらず、自分の子供くらいの他人の話を真剣に聞いてくださいました。一緒に食事もしましたが、優しい感じのオヤジでした。一方で自分がやってこられた仕事の話になると凄い真剣で、失敗した話も成功した話も語ってくださり、ビジネスを自分で始める難しさも教えて頂きつつ、チャレンジするなら応援する!と後押しもくださいました。
若い頃は仕事しかやってこず、会社は大きくなったけど、子供とは疎遠になってしまったと少し悲しそうに話をされていたのが印象的でした。ただ怖いものしらずで、全力で仕事をやってきたことに対しては一切の後悔が無いような姿は、父とは違うカッコ良さがありました。
その方も「ITについては分からん!」と言いつつ、自分が分からないから次の経営者に判断を託した方が良いだろうと、次期後継者となる従業員の方に対して「好きにやれ!」と指示したそうです。その結果、この方の会社でもkintoneを使っているそうです。恐らく自分が判断していると「導入する」判断はしていなかっただろうと話をされていたのが印象に残っています。
父と同じく「ITについては分からん!」と言いつつも、他人がするITの話は理解しようと真剣に聞く姿は少し父とは違うように思いました。またその方も父も50年経営をしてきた同志のようなものですが、家族との関係はだいぶ違うように思いました。どっちが良い、悪いではなく、学びと気づきを得たので次で共有します。
2.学び、気づき
普段、親子として会話する父と私ですが、他人がいる場で仕事の話をする父は違ったように思います。父はその方を、その方は父を尊敬し、長く経営者同士で色んなことを語りあったのだろうと感じ取りました。良く経営者は孤独だという話を聞きますが、「経営者は経営者の話は聞く」の方が適切なのかなと思いました。父がしきりに「こいつの考えはどう!?」と聞く姿が面白かったです。
お互いに認め合っている経営者は、互いの意見を聞き入れる。でも一方で独自の考えについては譲らない。そんな姿を二人の経営者に挟まれて、自分の考えるビジネスについて語りながら感じました。
だからこそ今、自分が始めようとしている「経営者の相談役」になるためにも自分自身が経営者となり、かつ若輩ながら「ITの部分では先生」と呼ばれるくらい尊敬されるような経験、情報提供をしていくよう努力しないと駄目だとも考えました。また「経営者から経営者」を紹介頂くビジネスモデルの可能性も十分に感じましたが、一方で紹介してくださった経営者の方の顔を潰さないようしないと駄目だという責任の重さについても理解しました。
経営者は若者だろうと、なんだろうと経営についての話には真剣に付き合ってくれる。また今回のように、普通にはアポが取れないような方でも、経営者同士の話で「相談したい」と打診してもらうことで時間が頂ける。そんな貴重な経験が出来ました。今回の経験は必ず次に活かすと決意ししつつ将来、父とこの経営者のように子供や経営を志す若者の話に耳を傾けられるようなカッコ良いオヤジになれるように精進しなければなと感じた1日でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?