断想:というかあとがき、連載の
「noteの恥は書き捨て」
誰が言ったか知りませんが、なかなかいいことを言うもんだと思ってます。いいえ、実は私がとっさに思いついたやつなので褒めてください。
さて今回、熟成に熟成と言えば聞こえはいいけど、ただ先延ばししてただけの小説もどきを、ようやく6日間にわたって公開させていただきました。
まぁ結論から申しますと。まーだまだまだ、力不足。文筆のむずかしさと奥深さ、そして己の筆力のなさを痛感させられましたよ。
振り返ると、コ口ナ禍になってから友人に勧められ2020年5月にnoteとやらを始めました。もともと文筆にはちょっとだけ手を染めていたのもあって、毎日なにかを書きたくて、noteではふだんだいたい400~800字くらいの短いのをやっています。もともとそれが性分にあっているし、長いのは苦手だと思ってます。書くのはもちろん、読むのも。
そういうの、いわば短距離走を毎日ずうーっとやってて、アイディアに悩まされる日もあったりするけど、そんなのが心地良いいっぽう、なんか違うことしようかなぁしないとなぁと思ってました。
で、ちょっと気分を変えたくて。
今回の拙作『みやえこさん』は全6編と謳ってまして、1編あたりは3,000~5,000字。なんと普段の10倍ですよ。このあたりもちょっと反省点なのですが…。
プロローグはメタよろしく雑誌記事の1ページをかたどってみました。2編目以降は主人公を変えて、場面を変えて、でもそれが複雑に絡み合って実はコレがアレで、ソレがソレでっていうものです。人が死んでるけど、推理ミステリーじゃなくて人間関係を解いてもらいたいというやつです。横溝正史に憧れてるんです、ところが力量不足なのがバレバレですね。
実はこれ、noteを始める前にwordに書き溜めてたやつでして、note始めた矢先にこいつはイケるぞと密かに思いながら、公開はせずに3年近くに渡って下書きに置いてたというわけ。だって怖かったんだもん。
そんなのをお読みくださった方、コメントくださった方、みなさんありがとうございます。
とくに昨日の最終回にコメントをくださった夏木凜さんには深く御礼を申し上げたいと思います。拙い表現を通してお読みくださったうえに、適確なアドバイスをいただきまして。ほんとうに。
あと、初回の雑誌記事の導入でさわやかなイメージを期待いただいていた方には申し訳ないなぁと。甘枝はちょっとドロドロしてんです。すいませんでした。
連載の途中でもなんだか言い訳がましくつぶやきなどもしていますし、この往生際の悪いあとがきもお許しください。とりあえず、寝かせてるやつを放り出してみた、そして自分の力量のなさを思い知ったということで。弱点を克服できたらなぁといっそう精進したいと思う次第です。
でも出してよかったと思っています。
やって後悔やらずに後悔、ならぬ、やって公開やらずに公開ですよ(←こういうのほんと嫌いなんですよね私(←))。
当初は、寝かせてたやつだから公開するだけで6日間は楽だべ、くらいに思ってましたが、いざ公開する前に読み返してみると、矛盾点や至らない点が発見されまくりで、情けないことに普段より執筆にかける時間が多くなっていました。
まぁたまにはこういうのもありではないかということで。
文末に際して、今回拙作『みやえこさん』に応援およびコメントやサポートくださった方々を紹介させてください。
夏木凜さん、いとうゆみさん、チズさん、Losさん、ハザカイユウさん、七田苗子さん(たくさんのコメント嬉しいです)、RTGさん(サポート光栄です!)。
(まんまんまんがいち、漏れている方がいらしたら大変失礼…)
ということで、明日からはまた普通のショートショートというか、散文というか、なんというか短距離ランナーに戻ります。
ごきげんよう。