侍ジャパンU-18壮行試合 高校日本代表vs大学日本代表 展望
甲子園は23日に決勝戦を迎え、慶應義塾が107年ぶりの優勝を果たし、幕を閉じた。
慶応の"応援論争"が話題となっている。
あくまでも個人的な意見だが、自分はそれも一つの応援のあり方として見てもいいんじゃないかと。
だって、107年ぶりだよ?笑
盛り上がらないはずかないでしょ。
応援のボリューム?を下げることは慶応ナインにとっても良くない。
慶応に勝って欲しいから、あれだけ盛り上がる。母校が勝って欲しいのは当然のこと。
それを認めてあげるのが今後の高校野球の発展にもつながる。これは"髪の毛論争"においても同じことが言える。
今回、慶応が優勝したことにより、高校野球に対する固定観念がガラッと変わったと思う。
多様性を認めていくことが今後の高校野球の発展と人気につながっていくと思う。
※あくまでも個人の意見です
甲子園V、準Vコンビに注目
話を戻そう。
まずは高校日本代表に注目。
注目は甲子園決勝戦で史上初の先頭打者アーチを決めた丸田湊斗(慶應義塾)。
このホームランが丸田にとって公式戦初。
「このため(甲子園決勝)だけにとっておいたのかなって思った」
やっぱり役者は違うなー
代表でもリードオフマンでの起用が予想される。
打撃では小技もあれば、パンチ力もある。
決勝のホームランはノーステップで放った。
目線がブレないノーステップが彼には合っているそうだ。
追い込まれてからはこの形でいきたいと本人も語っている。
2ストライクから球数を稼げば、出塁のチャンスは格段に上がる。甘い球を逃さず、先頭打者として塁に出るためのカギはノーステップにあるかもしれない。
是非、注目して見てもらいたい。
投手では高橋煌稀(仙台育英)に注目。
決勝戦では5回から登板したものの、3イニングを投げて6安打5失点と本来のピッチングとはいかなかった。
だが、最速151キロの豪速球は魅力的だ。
駒澤大学との練習試合は疲労を考慮し、登板はしなかったが、準決勝の神村学園戦で見せた140キロ中盤の直球とスライダーのコンビネーションは大学日本代表にとっても驚異なはずだ。
あとはいかにして低めに集められるか。
そして、疲労の部分。
強打者が揃う大学日本代表は一球たりとも失投を逃さない。
彼の球威であれば、三振の山を築けるはずだ。
他にも先発予定の前田悠伍(大阪桐蔭)、東恩納蒼(沖縄尚学)、安田虎汰郎(日大三)を中心に充実した投手層。
加えて、野手も1年時から横浜高校でレギュラー出場していた緒方漣(横浜)、甲子園で2ホーマーを放ち、JAPANでも主軸として期待される森田大翔(履正社)への期待が高い。
大学日本代表注目は155㌔本格左腕と来年ドラフトの超目玉遊撃手
大学日本代表も最強メンバーを揃えてきた。
まず投手での注目は細野晴希(東洋大)だ。
彼の魅力は身長180センチからの左腕から投げ下ろされる最速155㌔のストレート。
そして、カットボール、スライダーを中心に完成度の高い変化球で打者を手玉に取っていく。
1部リーグ(1年秋、2年春の2シーズン)で通算37回3分の2を投げて44奪三振、2部リーグ(2年秋、3年春秋の3シーズン)では通算110回3分の2を投げ133奪三振と、イニング数を大きく上回る三振を奪ってきた。
↓引用↓
さらに新球種としてこれまでの球速とは違う「空振りが取れるスライダー」の習得にも取り組んだ。
明日のゲームで披露されるかが見物だ。
今年のドラフトも競合が予想される。
現在東洋大は東都2部に低迷するも、彼自身の力で何とか1部昇格を強く望んでいるはずだ。
1部昇格は彼自身のアピールにもなる。
チームの成績を上げることが彼自身の能力向上に繋がり、相乗効果が生まれた。
この大舞台でどのようなピッチングをするのか楽しみだ。
野手の注目は宗山塁(明大)だ。
走攻守全てにおいてトップレベルのポテンシャルを持つ。
しかもまだ3年生。
来年のドラフト1位は間違いないだろう。
昨年から代表入りし、今年も打線の中核として期待が高い。
元阪神・鳥谷敬(早大)の再来とも言われてる宗山。
ここまでリーグ通算57試合、打率.350、76安打、8本塁打、40打点。
鳥谷氏が持つ大学通算安打115本は射程圏内に捉えている。
また守備も非常に評価が高く、守備の名手井端弘和氏も
「明大のショートの宗山君。あの子は本当にうまい。今、プロの中に入れてもトップレベルの守備だと思うよ」
と太鼓判。
プロから一目置かれる彼のズバ抜けたた野球センスに要注目だ。
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