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J1、そんな甘くないよ。勝点3を阻んだ、レジェンドのFK(20240224 町田×G大阪)

J1、そんな甘くないよ。

同点ゴールが決まった瞬間、言葉を失った、、


約15年前、市の応援団が多摩境駅で一生懸命ビラ配りをしていたローカルクラブ。 

FC町田ゼルビア

地元・町田からJ1クラブが誕生。

非常に名誉なことだ。


2月24日、記念すべきJ1での初陣を観に、町田GIONスタジアムへ行ってきた。

相手はガンバ大阪

J1リーグで2回優勝🏆🏆

天皇杯は4度制覇🏆🏆🏆🏆

J1屈指の名門クラブだ。

ゼルビアからしたらJ1初戦に相応しい相手。

倒し甲斐のあるチームだ。

試合は、前半からゼルビアが相手陣内でボールを保持。

パリ五輪代表候補の平川悠

青森山田高校出身、黒田剛監督の教え子・バスケス・バイロンを中心にサイドから仕掛けていくシーンが目立った。

(c)サッカーダイジェスト
(c)FC町田ゼルビア

J1初戦とは思えない落ちつきぶりを感じた。

J2の時に比べ、スピードはもちろんだが、個々の能力が格段に上がってきていた。

特に、代表経験のある平河は華麗なトラップで自ら前線へボールを運んだり、

守備陣もガンバからボールを奪い返すシーンも目立つなど、J1名門クラブに対し、引けを取らないサッカーを見せた。

ゼルビアペースで試合が進むと、相手のハンドからPKを獲得。

これを鈴木準弥が決めて先制に成功。

クラブとしてのJ1初ゴール。

スタンドは大いに湧いた🔥

(c)サッカーダイジェスト

1点リードで試合を折り返したが、後半。

仙頭啓矢が2枚のイエローカードで退場。

数的不利な状態から徐々にガンバペースへ。

ガンバは後半10分に交代カードを切り、宇佐美貴史を含む3人を投入。

猛攻態勢に入り、前半と状況が一変した。

ゼルビアは自陣で我慢の時間が続く。

なんとか1人少ない状態で失点を防ぐも、ペナルティエリア手前の中央でFKを与えてしまう。

ゼルビアは192㌢の望月 ヘンリー海輝

を投入。

FKのカベの役割として投入したのだろう。

キッカーは宇佐美貴史

美しい軌道を描いたボールは相手のカベを越え、ゴール左上へ吸い込まれた。

さすがの一撃だった。

ドイツの名門、バイエルン・ミュンヘンでもプレーし、代表経験豊富なストライカー。

ベンチスタートで悔しい思いもあっだのだろう。

ガンバユースで育ち、ガンバに愛された男の同点ゴールはガンバサポを大いに魅力した。

昨季限りで引退した遠藤保仁が今季からガンバのコーチに就任。

ヤット(遠藤)のFKを彷彿させるような美しい軌道。

実際に目にしなかったが、おそらく2人で喜びを分かち合ったのだろう。

(c)サッカーダイジェスト

その後もガンバの猛攻に対してゼルビアは自陣で我慢の時間を強いられるも、守り切りタイムアップ。

FC町田ゼルビア、J1初陣は1-1のドロー決着に終わった。

今日のターニングポイントはやっぱり宇佐美のFK

あれがなければもしかしたら勝点3を手にしていたかもしれないが、やはりJ1はそう甘くない。

試合後、ゼルビアの黒田剛監督も

1本中の1本で精度の高いFKを決めてくる宇佐美貴史選手はさすがでした。そこにJ1とJ2の差を感じています。

と相手のストライカーを称賛。

J1の壁を思い知った開幕節。

それでも、勝点1を取れたとプラスに考え、今後も突き進む。

(c)FC町田ゼルビア

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