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心は熱く、頭は冷静に(20240303 FC東京×広島)

32274人が詰めかけたFC東京ホーム開幕戦

GK(ゴールキーパー)に最も必要な要素

それは安心感

どんなに危機的状況であっても、こいつなら止めてくれるかもしれない。

昨日スタメン出場した、波多野豪はまさにその理想とするGKかもしれない。

試合序盤から広島ペースで進み、自陣で我慢を強いられる時間が続いた。

しかし、相手の決定機に対して波多野はファインセーブを連発。

相手の果敢な攻撃を最小失点で封じ込めた。

PKで失点を喫したものの、昨日の試合展開では敗戦していてもおかしくない。

新戦力、荒木遼太郎の2試合連続ゴールで引き分けに持ち込んだ。

角度的に決めづらい位置ではあったが、ゴール右上に突き刺した。

彼だからこそできたプレーだったかもしれない。

得点が決まった瞬間、波多野は大声を上げ、チームを鼓舞。

こうした姿はとても大切。
後半も終盤に差し掛かるところで、相手に得点を決められてチーム、サポーターの雰囲気も沈んだ感じを受けた。

それでも、失点後すぐの得点。
そして、波多野の闘志溢れる姿勢で俺たちはここからだぞという姿をサポーターへ誇示した。

波多野は一瞬、相手サポーターへ煽り?のようなジェスチャーを見せた。

やりすぎではないか?という意見もあるかもしれないが、GKはこれくらい野心があっていいと思う。

俺たちをなめるな

ここから逆転するぞ


それでも、的確な指示は徹底

試合中、一番試合全体を見渡せるポジションはGK

野球で言うと、キャッチャーだ

どのポジションも視野を広く持つことは大切だが、特にGKは必要な要素。

心は熱く、頭は冷静に

彼にピッタリの言葉かもしれない。

波多野は昨年V・ファーレン長崎へ期限付移籍していた。

FC東京の下部組織出身で、2017年にトップチームに昇格。

FC東京一筋のサッカー人生を歩んでいた。

初めてFC東京のサッカーを外から観ていて少し寂しさは感じていました。

彼には悔しさもあったはずだ。

俺のいないFC東京はFC東京じゃない

そんな風に思っているのかもしれない。

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