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早実の4番よ、甦れ(20240720 西武×ソフトバンク)

早実のときの輝きを取り戻したように感じた。

高校1年の秋。

野村大樹は名門・早稲田実業の四番に座っていた。

当時は清宮(現・日本ハム)フィーバー。

三番 清宮

四番 野村

のクリーンナップは全国屈指だった。

日大三高との都大会決勝。

左腕の桜井周斗(現・楽天)に清宮が5三振を喫する中、9回にスライダーを右翼席へ運ぶサヨナラ2ランを放った。

その時、自分もリアルタイムで視聴していた。

まだ一年?という驚きと

逆方向に強い打球を打てることがとても魅力的。

小柄ながら、スイングスピードと打球の威力はピカイチだった☝

当時のスカウトも

「捉える力は清宮君より上」と太鼓判を押していた。

ドラフト3位でソフトバンクに入団するも、一軍出場の機会が増えず苦しむ日々を送った。

そして、今季途中にトレードで西武に加入した。

9日の試合。

野村にとっては移籍2戦目で、初安打。

相当嬉しかったのだろう。一塁ベースを踏み忘れてアウトとなる珍事が起きた。


清宮:踏んだっしょ?
野村:踏んでます、さすがに
(c)サンケイスポーツ

それでも、徐々にスタメンで起用される機会が増えていき

昨日の試合で古巣から見事移籍後初本塁打を放った。

打った瞬間、それと分かる当たり。

キレイな弧を描いた打球は早実時代を彷彿させるものだった。

今のライオンズに必要なのは得点力。

そのキーマンには打ってつけの1人。

ここで終わるのはもったいないくらいのポテンシャルは持っている。

新天地で花開いて欲しい。

(c)日刊スポーツ

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