”「苦しい」が「楽しい」に変わる本”を読んで
タイトルを見ると、「疲れてる?」って心配されるかもですが、決してそういうわけではないので、ご安心くださいw
まずこの本を読んでほしいなぁって思うのは、
・苦しさが1週間以上続いたことがある方
・ネガティブになることが多い方
・周りで苦しんでいる人がいる方
こういった方々にぜひおすすめです!
1.「苦しい」と「楽しい」の基本
苦しさや楽しさのメカニズムについて述べられています。
・”苦しい”や”楽しい”が科学的にどう起こるのか
・”苦しい”とどうなってしまうのか
・”苦しい”からこそ”楽しい”が生まれるということ
といった基本的、概念的なところについて書かれています。
「悩んで悩んで悩み抜け、苦しんで苦しんで苦しみ抜け。
絶望の果てにこそ、暗闇のなかに一条の希望の光が届けられてくる」
WWⅡ中に強制収容所に収監されたオーストリア医師のフランクル氏の言葉だそうです。
フランクル氏と同じ状況になりたいとは思わないけど、例えば絶景とかも同じだなって思いました。
大変だったからこそ、そこまで到達して絶景が見えた瞬間は言葉にならないくらいの感動が現れる。なるほど!って思いました。
2.「苦しい」が「楽しい」に変わる7つの方法
タイトル通りですが、どうすれば楽しくなるのかについて方法論が述べられています。
7つある中でも個人的に日々大事にしたいなと思ったことについて抜粋してみました。それは、
先ではなく、「今」のことだけ考える
ということです。
不安の90%以上が「予期不安」というもので、まだ起こっていないことや、分からないことに対して、あれこれ考えて不安になるということ。
実際に「苦痛」となる出来事が起きなくても、「起きるのではないか」と思っただけで、極度の不安状態とそれによるストレス反応が生じるのです。
まさに今のこの状況がそんな気がします。確かに未知なことだし、不安な気持ちもないと言ったら嘘になる。
だけど、未来を不安視しても結局わからないのだから今できることをやり切るしかない。それ以上はもう考えない。
この本の言葉を借りるなら「やんくるないさ」「ケ・セラ・セラ」と呟いて自ら不安を煽らないように工夫していきたいと思いました。
上記以外の具体的な方法については、ぜひ読んでみてほしいです!
3.「苦しい」をモチベーションに変える技術
楽しさだけでなく、やる気に転換する方法について述べられています。
新しく学んだことは、
他人に貢献することでエンドルフィンが分泌され、相手も自分も幸せになる
ということです。
エンドルフィンは究極の幸福物質らしく、人間の「苦しさ」を「幸福」に転換する力があるそう。
この本の中ではボランティアを例にあげていますが、普段の仕事でも同じことが言えるなぁと思いました。「ありがとう」と言われるとお金をもらったわけではなくても、「また頑張ろう!」って思えます。
”誰かのために頑張れる人が強い”と言われる所以がよくわかりました。
4.「嫌い」を「好き」に変える人間関係を改善する5つの技術
人間関係を良くして「楽しさ」に転換する方法について述べられています。
実は、僕この章ほぼ読んでいません。
というのも、人間関係でこれまであまり苦しんだことがないのと、今も一切人間関係に対してストレスを感じていなく、読む必要性を感じなかったからです。
中でもチラ見して僕が普段意識していることがまさに書かれていたので、その内容だけ簡単に紹介します。
「相性」なんて、単なる「個人の思い込み」「先入観」ではないか
僕は特に初対面の人に対しては先入観を一切外して接するようにしています。無意識みたいですが、どうやら僕はこれが理由で人間関係でストレスをあまり感じなかったようです。
よく苦手な人は自分の鏡だということを言うことがあるかと思いますが、僕もそう思っています。ということは逆にいうと、共通点も多い可能性が高い。
これからもそういった考えをもって人間関係で苦しまないように工夫していきたいと思いました。
5.変えられない「苦しい」を「楽しい」を変える方法
それでもどうやっても「苦しい」から逃れられない人のためにどんなことをすればいいかが述べられています。
全部で6つ紹介されていましたが、その中で1つだけ紹介させてください。
1つは、表現することで痛みや苦しさが緩和されるということ、
子供のころにけがをしたとき、「痛いの痛いのとんでゆけ~」と両親などに言われたことありませんか?
僕もあります。実はこれ効果があるみたいなんです。
誰も聞いてくれなくても、声に出して表現するだけで、「誰にも言えない」という気持ちが解消され、癒された感じがする。
仮に声に出せないことであっても、文章で書いて表現するという方法であっても、同じような効果があるそう。
日記療法という手法もあるそうで、文章を書くことで、自分の内側と対話をすることになるから、自分自身を客観的に見られるようになるということですね。
この方法でいうと、カラオケでシャウトするのは効果があっても、お酒を飲むことはストレス発散にはなりにくいということです。(この本の最後にも、お酒はストレス発散のためではなく、ストレスを溜めないために用法容量を守って飲むことをおすすめされていました。)
これからはストレス溜まってるなぁと感じたら、内にため込むのではなく、”表現”していきたいと思いました。
6.究極の「苦しい」解消法
これまで述べられてきた方法の基礎になることについて述べられています。
結論、睡眠・運動・休息の三位一体が大事だということです。
分かりやすい図があったので、貼ります。
「苦しい」を感じているときはまずすべきは上記とのこと、
確かに僕もちょっと病んでしまった時、お医者さんには同じようなことを言われましたね。本当に健康の基盤として大事なのでしょう。
苦しい時にすぐにでも取り組めること、変えて楽になれる方法が詰まっている本だと思います。少しでも興味を持った方がいれば、ぜひお手に取ってみてください!^^
長文でしたが、最後まで読んでいただいた方ありがとうございました!