【10分でnote】雪が見たくなったので遠出、福島の話
今年2度目のどこビュン旅は福島県。
福島までの往復チケットでしたが、県内の移動がしやすい郡山で下車しました。
※ どこビュンとはJR東日本がやってる新幹線ガチャ。わたしさまはJREポイント会員区分がプレミアムさまなので、半年に6回、4,000ポイントで往復新幹線チケット(行先不明)に交換できてしまうのだ!
大学時代の友人が郡山出身で、なんとなく親しみがある福島。
福島県の大きめの都市は十字架みたいな配置になっていること。北に福島、西に会津若松、東にいわき、南が白河、どこに行くにも起点は郡山ということ。と、彼女から教わりました。ふむふむ。
福島行きが決まって友人に連絡したら、静岡県民にこの時期の会津若松は寒すぎるぜ!と言われ、なんでか最終的におかあさんといっしょのしりたガエルけけちゃまとかずむお兄さんのいちゃいちゃ話がYahooニュースになったことについて、大きなおともだちのお腐れ力のおそろしさを話し合って終わりました。あれ、福島のおすすめスポットは…?
一年ぶりくらいの連絡なのにこんなのできゃっきゃと楽しめる20年来の友人て貴重だよね!(無理やりまとめる)
さて、福島散歩の話に戻します。
6時過ぎの新幹線やまびこに乗って、8時前に郡山へ。膀胱が爆発するかと思って駆け込んだ郡山駅前のスタバ、トイレがなくて死ぬかと思った。結局郡山駅ホームのトイレに駆け込んで大人の尊厳をなくさずに済みました。
8時半の磐越西線に乗って会津若松へ。途中猪苗代湖近くを通る、福島県を横断する路線です。
誰も踏んでない真っ白な雪原(田んぼなんでしょうな)や、唐突な谷川や、ひっそり佇む雪景色のお社と狛狐様を眺めつつ会津若松駅へ。
ちょっと時間があったので喜多方にも足を伸ばして市立図書館をのぞいてから会津若松へ戻るという無駄足も踏んでみたり。
会津若松は歩道に雪は積もっておらず、でも青空なのに時々雪が舞い散る不思議なお天気でした。
寒い!日陰に入るとみるみる体温を奪われる感じ。
ひとまずわたしは城を見たい。そしてあたら若い命を散らした白虎隊のお墓はなんとなく申し訳ない気持ちがあって行く気にならなかった。というわけで鶴ヶ城と福島県立博物館を三時間くらいかけてのんびり回るお散歩になりました。
博物館は常設展のみでしたが、330円?くらい?でこのボリュームの展示が見れるならありだな!原始時代から戦後までの福島県の歴史にフォーカスしていて、レプリカ展示が多いものの解説がたっぷりでじっくり楽しめました。
続いて今回の散歩のメイン目的地、鶴ヶ城へ。
今回はちゃんと蘆屋氏とか蒲生氏政とか奥羽越列藩同盟とか白虎隊とか会津の歴史も予習していたので、お城の中の展示もじっくりゆっくり読みつつ、天守閣まで登って会津若松を上から眺めて帰ってきました。
ちなみにほぼ飲まず食わず。電車の時間に縛られる東北旅あるある…。喜多方ラーメンも食べられず。
夕食だけ、会津の十割蕎麦を胡桃ダレでいただく。蕎麦うまい!持って帰りたい!
福島県は歴史上の偉人をたくさん輩出した県です。これはやっぱこの腹の底から冷えるような寒さのせいなのでは…?と思った次第。
静岡みたいな温暖なとこでのんべんだらりと過ごしてたら何かやったんねん!みたいな強い志は生まれにくいよな(静岡県にもすごい人はいる、はず)。
あと郷土愛がすごいな、と。ボランティアガイドさんの解説もすごく熱があって。
学生時代に前述の友人のご実家に泊まらせてもらったとき、お父様に連れられて夏の会津を回ったことがありました。飯盛山やさざえ堂はすごく覚えていて、そう、友人は山口県と鹿児島県だけは絶対遊びに行かないって言ってたのを思い出しました。福島の人の心には会津戦争がまだ生きている。というか、福島の歴史をきちんと教わってきているんですね。そういうの、素敵だよなぁと。
今回のお散歩は↓サイトのモデルコースなどをかいつまんで参考にしました!
今回の反省点。
地方都市あるある、コンセントが開放されてないチェーン飲食店が多いのでちゃんと充電器持ってこ!
あ、それと今回のおともの散歩音楽は関ジャムで紹介されていたTOMOOの Super Ballでした。
大股で颯爽と歩きたくなる、冬の凛とした空気にもぴったりな素敵な曲です。
聴いていて、同じく関ジャムで知った中山佳穂のyou may theyを思い出しました。メッセージ性が強いけど軽やかなアレンジで、伸びやかな声とあいまって高い青い空にも重苦しいグレーの空にも冬のお外を出歩くときにぴったりな音楽です。すき。