見出し画像

歩きながら書く

そうだ、noteを毎日書こう。

年末にそう決めてから、今日で3日目になる。我ながら、大それた目標を立ててしまったと思う。

だから、続けるに当たって、ひとつ決めたことがある。書くのに時間をかけないこと。

それがカンタンではないというのは、頭をかきむしりながら締め切りに追われているライターの自分が一番よく知っている。

書く時間を減らすにはトリックがあって、「PCで書く時間を少なく」すればいいのだ。

PCに向かう前に「歩きながら書く」。移動のときでも、買い物のときでも。

歩きながら、浮かんだアイデアを、紙のメモ帳か、スマホのGoogle Keepなどに書き留めておく。できたら全体の構成もだ。

経験上、ここですでに半分以上はできあがっているようなものだ。PCに向かうときは、すでに頭のなかにあったものを文字化するイメージだ。

できるだけ一気に終わりまで書き進める。勢いにのれば、アイデアを言語化するプロセスがスムーズに進み、急にいい言葉がわいてきたりする。

以前、noteで時間がかかっていたときは、PCの画面上でアイデアを出し、構成を決め、書き進めようとしていた。

最初の一文を消してはなおし、同じ言葉を言い換え、リサーチをして・・・と、細かいところにハマって抜け出せなくなる。なかなかできあがらないまま、深夜になってしまうこともあった。

(今日、森の中を歩いていてふと思ったのだが)料理でいえば、私は「計量女子(?)」なところがある。食材も、調味料も「レシピどおりに」分量を計ってそろえて順番どおりにつくる。だから出来上がるまでに、相当な時間がかかってしまう。

食事どきにタイミングよく完成させるには、頭のなかで材料や調味料をある程度は把握していないと難しい。

noteを書くのも同じなのだ。頭の中で準備してから取りかかるほうが速く進められる。

とはいえ、歩けばそんなに都合よく、アイデアは浮かんでくるのか。構成は立ちあがるのか。

実はそうでもない。歩きながら、頭の中が混とんとし続けるときもある。

空を眺めていると予期せぬタイミングでひらめいたり、ストンと腑に落ちたりするから、何がきっかけになるかはわからない。

私にとって「歩きながら書く」一番の効用は、言葉をなおしたり、リサーチしたりできないことかもしれない。書く前に歩くのはやはり、回り道のようで近道なのだ。

いいなと思ったら応援しよう!

斉藤真紀子
よろしければ応援お願いします! いただいたチップは大切に使わせていただきます!