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ビジネス書の翻訳は、プロの翻訳者との2人体制が一般的(翻訳出版)
牧野真です。
私が監訳に携わった洋書は、私自身が日本語で読んでみたいと思った本です。
細かいニュアンスまで日本語で分かりたいと思い、それなら、自分で訳してみようと思いました。
私が監訳者である理由は、翻訳作業に、英語のプロ(翻訳者)の方に、日本語化作業をお願いしたから。
✅監訳者(牧野真)⇒英文を実務レベルでチェックし日本語化する
✅翻訳者(英語のプロ)⇒英文を言語レベルでチェックし日本語化する
多くのビジネス翻訳書は、上記のような分業体制で翻訳作業が行われています。
ビジネス書は、その業界で使われる専門用語が多く、実務を知る者が翻訳作業に入ると、日本語がわかりやすくなるからです。
今は、DeepL等の優秀な翻訳ツールがあり、下訳をツールに使うことができますが、私が監訳本を出した当時は、そのようなツールがなかった。
1行1行、誰かが訳していくしかないのですが、この作業が本当に大変で、とても時間がかかる。外注すればお金も出ていきます。
そのため、翻訳作業は日本語になるまでかなりの時間を要します。また、原著の作者にも印税を払う必要があるため、翻訳書は、あまり儲からない構造なのです。
今は、AIを使った翻訳ツールがたくさんリリースされていて、やろうと思えば、自分だけで訳すことが可能になっています。(まぁ、それでも大変ですけど)
機会があれば、また翻訳にチャレンジしたいと思っています。
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